検査・診断
前述のとおりブルガダ症候群は、健康診断の心電図で異常が見つかったことをきっかけに受診につながることが多いです。また、ブルガダ症候群の一部は遺伝子の異常が発症に関わっているといわれているため、近親者に若くして突然死した人がいる場合も、ブルガダ症候群を疑うきっかけとなることがあります。
ブルガダ症候群の検査では採血や胸部X線検査に加え、12誘導心電図、心臓超音波検査、24時間ホルター心電図、運動負荷心電図、加算平均心電図などのさまざまな心電図検査が行われます。また、遺伝子の異常を調べるために遺伝子検査を行うこともあります。
遺伝子検査以外の項目は外来で検査が可能ですが、不整脈が起こる可能性が高い、または心電図だけではブルガダ症候群かどうか分からない場合には、不整脈を誘発する検査を入院して行うことがあります。
ブルガダ症候群は分からないことが多く、原因や重症度分類などがはっきりしないことが少なくありません。そのため、これらの検査を行ったとしても正確な診断が難しいこともあります。
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