原因
ロタウイルスに感染することで起こる急性胃腸炎は、大気中や糞便、嘔吐物などに存在するウイルスを、口から取り込むことで感染し、発症すると考えられています。
特に、保育所や幼稚園では、ロタウイルスに対する免疫を獲得しておらず、衛生的な概念も確立していない幼児が集団生活を送ることから、容易にロタウイルス感染が流行しやすい傾向があります。
また、ロタウイルスは感染力が非常に強く、わずかな数のウイルスを取り込むだけでも感染が成立することから、手洗いやうがいなどで充分な注意を払っていても感染してしまうことがあります。そのため、ほぼすべてのお子さんが5歳になるまでに一度はロタウイルスに感染するともいわれています。
さらに、ロタウイルスにはさまざまなタイプがあるため、何度もロタウイルスに感染することがあり、急性胃腸炎を繰り返すこともあります。一般的には繰り返すことで、徐々に症状は軽くなる傾向にあるとされています。
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