リスク
ワクチンは感染症から私たちを守り、社会全体で感染症の流行を防ぐという効果があります。しかし、その一方で、どのワクチンにも少なからず予期せぬ有害な“副反応(副作用)”が起きることがあります。一般的によく見られるのは、接種後のだるさ、発熱などの全身症状、接種部位の赤み、腫れ、痛みなどが挙げられます。これらの副反応の多くは自然に軽快します。
接種直後に、ワクチン成分に対するアレルギー反応が生じて、皮膚の赤みやかゆみ、呼吸困難などが起こることがあります。時に、急激な血圧低下や意識消失も伴います。これらの症状は、アナフィラキシーと呼ばれる重篤な副反応で、迅速な治療が必要ですが、頻度は非常にまれです。
また、そのほかにも、接種して1~4週間経ってから発症する急性散在性脳脊髄炎やギラン・バレー症候群(Guillain–Barré syndrome)などの重篤な病気も、まれにワクチンの副反応として起きることがあるといわれています。
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