検査・診断
不育症が疑われるときは、母親と父親に何らかの原因がないか詳しい検査が必要です。
具体的には次のような検査が行われます。
血液検査
抗リン脂質抗体を調べるために数種類の血液検査が必要です。
画像検査
不育症は、子宮の先天的な形態異常によって引き起こされることがあります。そのため、経腟超音波による画像検査を行います。異常が疑われれば、子宮鏡検査やMRI検査を行うこともあります。
染色体検査
不育症は女性だけでなく、男性の染色体異常によって引き起こされることがあります。そのため、血液検査によってカップル双方の染色体検査を行って、染色体の数や状態に流産を引き起こしやすい異常がないかを調べます。
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