原因
低アルブミン血症は血液中のアルブミン濃度が低下する病気です。アルブミンはタンパク質の一種であり、肝臓で作られて腎臓から排出される性質があります。そのため、肝硬変や肝臓がんなど肝機能が低下する病気によって産生量が低下したり、ネフローゼ症候群などによって腎機能が低下し、アルブミンが過剰に排出されたりすることが原因となり発症します。
また、胃炎、クローン病、潰瘍性大腸炎などによってタンパク質が胃腸の粘膜から漏れ出す“蛋白漏出性胃腸症”も原因となります。
そのほかにも、大量の出血、大量輸液による血液の希釈(薄まること)、がんや敗血症など過剰にタンパク質が消費される病気が原因となることもあり、原因は多岐にわたります。
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