めんえきせいけっしょうばんげんしょうしょう

免疫性血小板減少症

同義語
特発性血小板減少性紫斑病,ITP
監修:

原因

血小板は骨の中の骨髄(こつずい)と呼ばれる場所でつくられます。

体内の免疫反応が過剰になると、自分の血小板を外敵であると勘違いして攻撃することがあります。その結果、血小板が減少してしまいます。しかし、なぜ体内の免疫反応が過剰になってしまうのかについては分かっていません。

新規診断・持続期ITP

新規診断・持続期特発性血小板減少性紫斑病(新規診断ITP<急性ITPとも呼ぶ>・持続期ITP)は、ウイルスに感染したり、予防接種を受けたりした後などに突然発症することがあります。小児に多くみられ、多くの場合は6か月以内に血小板数が正常に戻ります。

慢性ITP

血小板減少が12か月以上持続した場合、慢性特発性血小板減少性紫斑病(慢性ITP)となります。また、はじめから慢性型として見つかることもあります。慢性型は成人に多く、原因が特定できないことがほとんどです。しかし、胃の中に住み着く“ヘリコバクター・ピロリ菌”によって発症するという報告もあり、その場合はヘリコバクター・ピロリ菌を除菌することで血小板が増加することがあります。

最終更新日:
2020年11月09日
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2020/11/09
更新しました
2020/09/15
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

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