症状
障害を受ける部位によって症状の出方は異なります。
もっとも影響を受けやすいのは耳の軟骨で、耳の腫れや痛みが生じます。「再発性」の名前からも推定されるように、炎症反応は繰り返し再発します。炎症を繰り返すことで、徐々に耳の形が変形してきます。
その他、気道系の軟骨が障害を受けると、ゼーゼーという喘鳴や呼吸困難を生じます。また、鼻の軟骨が障害されると痛みや発赤、変形が、内耳が障害されると耳の聴こえの低下や吐き気、ふらつきなどが生じます。
強膜炎やぶどう膜炎といった目の炎症により、目の充血、痛み、視野障害が生じます。関節の軟骨に障害を受けると、関節痛が生じます。
頻度は少ないですが、より重篤な場合には、心筋梗塞、心臓弁膜症、大動脈瘤、脳梗塞、脳出血などの心血管や脳の病気、骨髄異形成症候群(血液の病気)を発症することがあり、命の危険にさらされることもあります。
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