症状
副甲状腺機能亢進症による症状は、とても判りにくいものであり、注意しなければそれと気付くことができないことも多々あります。例えば、疲れやすい、注意力が散漫でぼーっとしている、いらいら感などです。症状が強いとうつ状態になる方もいます。こうした精神的な症状以外に吐き気や腹痛、尿路結石などの症状を見ることもあります。症状がさらに進行すると、多尿やそれに付随した多飲、膵炎、血圧上昇なども見るようになります。カルシウムの濃度が異常に高くなる場合には、意識障害を呈することもあります。 また、副甲状腺ホルモンはカルシウム代謝に密接に関わっていることから、副甲状腺機能亢進症では骨にも異常を来すことがあります。骨の量が減り、骨が弱くなって関節痛や腰痛を起こします。また、骨痛や骨変形や病的骨折などを起こしやすくなります。
医師の方へ
「副甲状腺機能亢進症」を登録すると、新着の情報をお知らせします