ふくこうじょうせんきのうこうしんしょう

副甲状腺機能亢進症

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治療

 副甲状腺機能亢進症の治療方法は、原発性なのか二次性なのかに応じて大きく異なります。  原発性副甲状腺機能亢進症の治療は、手術によって副甲状腺ホルモンを産生している腫瘍を摘出することが治療の基本になります。副甲状腺機能亢進症を生じている腫瘍は、多くの場合良性であるため、適切な治療を受けることで完治を期待することが可能です。  二次性副甲状腺機能亢進症の治療は、薬物治療や外科手術などが組み合わされて行われます。二次性副甲状腺機能亢進症の主要原因は、慢性腎臓病であるため、腎臓病に対しての治療アプローチを行うことは必須です。具体的には、血液中のリンを低下させることを目的としたリン吸着剤、カルシウムを上昇させるためのカルシウム製剤やビタミンD製剤などです。状況によっては外科手術で副甲状腺を摘出し、前腕などに移植することが行われることもあります。  2008年より、シナカルセトという薬が使用可能となりました。この薬は、カルシウムの受容体に作用して、血液中の副甲状腺ホルモンやカルシウムを下げる効果があります。原発性副甲状腺機能亢進症副甲状腺がんや副甲状腺の摘出が不可能な、術後に再発した原発性副甲状腺機能亢進症で高カルシウム血症を示す方に使用することができます。二次性副甲状腺機能亢進症では、維持血液透析の方に使用可能です。この薬によって副甲状腺を摘出する手術数が減少傾向にあります。

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