検査・診断
症状の出現から8週間以内にII度以上の肝性脳症が生じ、かつプロトロンビン時間(PT)が40%以下になった場合に劇症肝炎と診断します。
PTとは、血液が固まるまでの時間を示す検査値です。肝機能が低下すると、血液中の血液凝固因子が少なくなり血液が固まるまでに時間がかかるようになることから、PTの確認を行います。
また、肝機能の低下に伴ってASTやALTの低下や、総ビリルビンの上昇を認めるため、採血をしてこれらの数値も調べます。
劇症肝炎では肝臓の萎縮や腹水などを認める場合もあります。したがって、腹部超音波検査(エコー検査)やCT検査といった画像検査も行います。
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