にょうどうかれつ

尿道下裂

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

尿道下裂では、尿道の開口部をもとに戻すことに加えて、曲がった陰茎を真っすぐにすることを目的とした手術が行われます。施設や国によって考え方はさまざまですが、一般的には生後半年から3歳までの間に手術します。なお尿道下裂の手術では、陰茎の大きさが大きいほうが手術の成功率が高くなることから、陰茎の成長が期待できる1歳まで待つ場合や男性ホルモンを投与し陰茎を増大させる場合もあります。

しかし、ある程度の年齢になって自我が芽生えるようになると、自分自身の性器の形が友達と異なることを気にしたり、他人から指摘されてコンプレックスを抱えたりすることもあります。そのため、遅くとも3歳までには手術する施設が多いです。

尿道下裂に対しては、原則余分な包皮を利用して尿道を形成する手術を行いますが、数多くの手術方法が存在し、どの方法がベストか決まった意見はありません。これは、いずれの術式にしても形成した尿道に小さな穴があいたりする術後合併症がありえる比較的難しい手術であり、日本では小児病院や限られた大学病院でしか実施しておらず、各施設とも最も習熟した方法でなされているのが現状だからです。

また、尿道下裂の手術では、術後のケアが長期的に渡ることにも留意する必要があります。たとえば、術後合併症として尿道狭窄などがあり、ひとたび発症すると一生負担がかかることになります。

また、陰茎自体が変形していると排尿状態や膀胱の機能などに影響が出ることもあります。尿道下裂の患者さんが成長すると、自分の陰茎が短い、形が普通と違う、性交渉に支障があるなどの悩みとして抱えることもありえます。そのため尿道下裂の治療では、排尿についての機能面のみならず、こうした点についてもフォローをすることが求められます。

実績のある医師

周辺で尿道下裂の実績がある医師

東京都立小児総合医療センター 泌尿器科 部長

さとう ひろゆき
佐藤先生の医療記事

8

アレルギー科、血液内科、心療内科、神経内科、脳神経外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、矯正歯科、小児歯科、麻酔科、呼吸器内科、循環器内科、感染症内科、消化器内科、内分泌内科、代謝内科、児童精神科、総合診療科、病理診断科、血液腫瘍内科、血液腫瘍外科、透析内科、臨床検査科、救急科、新生児内科、内分泌・代謝科、児童・思春期精神科、呼吸器外科、臓器移植外科

東京都府中市武蔵台2丁目8-29

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