じゃくし

弱視

監修:

原因

視力はさまざまなものを目で見て、正しい視覚情報を脳へ伝えるというトレーニングを重ねることによって発達します。そのため、目から入る刺激が少なくなると視力の発達が妨げられるのです。

弱視は原因によって以下の4つに大きく分けられます。

屈折異常弱視

遠視乱視などの屈折異常(網膜にピントが合わないこと)によって、ものがはっきり見えないために視力が発達せず引き起こされる弱視です。特に遠視によって引き起こされやすいとされています。近視はよほど強くない限り弱視にはならないといわれています。

不同視弱視

屈折異常の左右差が強いことによって片目に引き起こされる弱視です。屈折異常が弱く、よく見えるほうの目の視力は正常に発達しますが、屈折異常が強いほうの目の視力は正常な発達が妨げられ弱視になります。

斜視弱視

左右の目で視線が違う方向に向いている斜視が原因で引き起こされる弱視です。この状態は、片方の目では網膜の中心部でものを見ることができる一方、もう片方の目は斜視のため中心部でものを見ていない状態です。その結果、視力の発達が妨げられ、弱視になります。

形態覚遮断弱視(けいたいかくしゃだんじゃくし)

先天白内障、目や瞼の腫瘍(しゅよう)、角膜混濁(角膜のにごり)、長期間の片目の眼帯装用などにより網膜に刺激が届かない状態が続くことで引き起こされる弱視です。

最終更新日:
2025年02月21日
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2025/02/21
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

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