症状
未破裂脳動脈瘤は多くの場合、無症状です。脳ドックなどで実施されたMRI検査で偶然に発見されることがほとんどです。一方で、脳動脈瘤の大きさや位置によっては神経を圧迫して、物が二重に見える、瞼が下がるといった神経症状を引き起こすことがあります。
また、未破裂脳動脈瘤は基本的には無症状ですが、破裂した場合はくも膜下出血という病気を引き起こします。くも膜下出血は、これまで経験したことがないような非常に強い頭痛、嘔吐などの症状が突然現れ、すぐさま意識障害をきたしてしまうこともあります。発症すると命に関わることがあり、救命できた場合でも重篤な後遺症を残すケースもあります。
なお、未破裂脳動脈瘤が破裂する割合は平均すると年間で約0.95%とされていますが、実際には動脈瘤の大きさや形によって発症するリスクが大きく異なります。
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