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菊名記念病院 脳神経外科の救急治療への取り組み-脳卒中の患者さんに迅速に対応するために

疾患啓発(スポンサード)

最終更新

2019/07/31

2019 年 07 月 31 日
掲載しました
菊名記念病院 脳神経外科の救急治療への取り組み-脳卒中の患者さんに迅速に対応するために
石崎 律子 先生

菊名記念病院 脳神経外科部長

石崎 律子 先生

今村 強 先生

菊名記念病院 脳神経外科医長

今村 強 先生

武田 直人 先生

菊名記念病院 脳神経外科医長

武田 直人 先生

目次
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神奈川県横浜市に位置する菊名記念病院は、地域に根を張り、年間約7,400台の救急車が搬送されるなど、救急医療に積極的に取り組んできました。そのなかでも、多数の救急搬送を受け入れている脳神経外科は、高齢化に伴い増加している脳梗塞(のうこうそく)の患者さんの治療に尽力しています*

脳梗塞の治療では、検査や治療への迅速な対応が大切になるそうです。それはなぜなのでしょうか。今回は、菊名記念病院 脳神経外科の石崎 律子先生、武田 直人先生、今村 強先生に、同病院の脳神経外科の救急治療への取り組みについてお伺いしました。

*2017年度の救急搬送患者は7,373名

救急患者さん受け入れの現状−どんな患者さんが増えているの?

高齢化によって脳梗塞の割合が増えている

石崎先生:

近年の高齢化は、当院が位置する横浜市も例外ではありません。当院へ救急搬送される患者さんにも高齢の方が増えており、それに伴い脳卒中の患者さんの搬送も増しています。

散歩

今村先生:

脳卒中のなかでも、近年は脳梗塞が圧倒的に多い印象があります。高血圧の管理が昔よりも適切に行われるようになったため、高血圧が原因の大部分を占める脳出血を起こす方は減少傾向にあるのです。一方、高齢化に伴って増加している病気が脳梗塞です。

石崎先生:

確かに、当院に搬送される脳卒中の患者さんの多くは脳梗塞の方です。また、脳出血を起こす方のなかには、血液をサラサラにする効果のある抗凝固薬による治療を受けている患者さんのコントロールがうまくいかず、脳出血を起こすことがありました。しかし近年は、より安全な薬を使用することが増えたために、ごく一部ではありますがこのような脳出血も減少しています。

石崎律子先生
石崎律子先生

外傷は昔と比べて減っている

石崎先生:

また、昔と比べてバイクや自動車の事故による怪我も少なくなったと感じます。シートベルトを使用する方が増えましたし、自転車に乗るときにヘルメットを着用する方も増えました。このように安全意識が変わったおかげで、外傷によって救急搬送される患者さんは減ってきていると思います。

武田先生:

そういった意味で、近年は脳梗塞の治療を迅速に行うことが、私たちの大きな役割のひとつです。脳梗塞以外では、脳神経外科の患者さんでは、転倒による急性硬膜下血腫*で搬送される高齢者が増えていると思います。

*急性硬膜下血腫:頭部打撲をきっかけに、脳の表面の血管から血腫(血液の塊)が形成される状態

地域の救急隊の特徴

患者さんの状態を的確に把握する救急隊と連携している

今村先生:

当院では、救急車の搬送を積極的に受け入れており、日頃から救急隊との連携をはかっています。たとえば、2017年度には、当院全体で年間約7,400台の救急車を受け入れた実績があります*

*2017年度の救急車の搬入件数は7,373件

石崎先生:

当院が位置する地域の救急隊の方たちは、患者さんを選別する意識が高いと思います。たとえば、脳卒中の患者さんであれば、搬送時に脳卒中かどうかをある程度判断したうえで搬送されるケースも少なくありません。

武田先生:

横浜市の救急隊は脳卒中を評価する「ストロークスケール」を使っています。ストロークスケールとは、患者さんの意識や麻痺の状態などから脳卒中かどうかを判断するツールです。合計の点数が高いほど、重症の脳卒中ということが判断できるようになっています。

武田直人先生
武田直人先生