検査・診断
小児気管支喘息の診断は、問診を中心に気道の状態や炎症の程度を客観的に評価するための検査を組み合わせて総合的に行われます。
問診・診察
小児気管支喘息の診断では、咳や喘鳴などの主な発作がいつ、どのような状況で起こるか、ご家族にアレルギー疾患の方はいるかなどの詳しい問診が行われます。特に、乳幼児は気道や炎症の状態を詳しく調べる検査を正しく行うことが難しいため、喘鳴を伴う発作が3回以上繰り返されたかどうかや、薬による発作改善の有無などを参考にして総合的に診断されます。また発作時には聴診で喘鳴がきこえますが、発作がないときには呼吸音は正常であり、特徴的な所見がないこともあります。
診断のための主な検査
発作がないときでも気管支喘息患者では特徴的な結果がみられるため、以下の検査が行われます。
呼吸機能検査・呼気一酸化窒素濃度測定検査
呼吸を指示どおりに行える場合(一般的に6歳以上)では、呼吸機能検査や呼気一酸化窒素濃度測定検査が行われます。呼吸機能検査は、息を思い切り吐き出して肺のはたらきや気道の狭さを調べる検査です。また、薬の使用前後に呼吸機能検査を行うことで、薬によって気道狭窄が改善したかどうかを客観的に調べることができます。
吐く息(呼気)に含まれる一酸化窒素の濃度を測る呼気一酸化窒素濃度測定検査は、気道のアレルギー性炎症の程度を数値化できるため、診断や治療効果の確認に有用とされています。
アレルギー検査
アレルギー体質や悪化因子を確認するため、血液検査によってアレルゲンに対するIgE抗体値を調べたり、皮膚テスト(プリックテスト、スクラッチテスト)を行ったりすることがあります。なお、アレルギー検査の結果だけで小児気管支喘息と診断されることはありません。
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