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気管支喘息は何科に行けばよい? 検査内容と診断のポイント

気管支喘息は何科に行けばよい? 検査内容と診断のポイント
杉山 温人 先生

国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 院長 呼吸器内科医師 医学博士

杉山 温人 先生

目次
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咳が長引いていたり、安静時にも息苦しさを感じたりするとき、疑われる病気のひとつに気管支喘息があります。気管支喘息かもしれない、と思ったとき何科に受診すればよいのでしょうか。また、その際にどのようなことを医師に伝えればよいのでしょう。

今回は、気管支喘息を疑ったときの受診時の注意点や検査内容について、国立国際医療研究センター病院の院長である杉山 温人先生にお話を伺いました。

気管支喘息は何科に行けばよい?

「呼吸器内科」または「アレルギー科」へ

気管支喘息は、基本的に呼吸器内科で診療を行います。また、気管支喘息はアレルギー疾患のひとつでもあり、アレルギーに関する検査を行うこともあるため、アレルギー科でも診療してもらうことができます。

受診時に医師に伝えるべきこと

診察風景

症状を的確に伝える――​​咳が出るタイミング、痰の性状、喘鳴の有無

受診時には、咳が出るタイミングを伝えるようにしましょう。気管支喘息は、就寝時や明け方に咳が出ることが多く、診断を行ううえで大切な情報となります。

また、(たん)の性状も診断において重要です。気管支喘息の痰は、無色で粘り気が強いことが特徴で、色がついている場合には、別の病気を疑います。呼吸時に「ヒューヒュー」、「ゼーゼー」という喘鳴(ぜんめい)が聞こえるかどうかも、医師に伝えるようにしてください。

また、喘息では熱はほぼ出ないと考えて構いません。熱が出る場合、何かほかの病気にかかっていると考えられるので、その旨を担当の医師に伝えましょう。

ペット飼育の有無、職業など

気管支喘息は、ダニやカビなどのハウスダストのほか、ペットの毛が原因となることがあります。そのため、ペットを飼育しているかどうかを伝えるようにしてください。また、職業性の気管支喘息の可能性もあるため、どのような仕事をしているかも、気管支喘息の診断において大切な情報となることがあります。なお、喫煙の状況も正確に伝えてください。

気管支喘息の検査

レントゲン撮影、血液検査、呼気NO検査、モストグラフなど

気管支喘息が疑われる場合、まずはレントゲン撮影を行い、肺や心臓に異常がないかどうかを確認します。また血液検査では、白血球や好酸球の数、炎症反応をみます。その際、アレルギー反応を起こしやすい体質かどうかを判定するために、特異的IgEを測定することもあります。

また、気管支喘息の患者さんは、気道上皮から大量のNO(一酸化窒素)が産生されていることから呼気中のNOを測定する呼気NO検査を行ったり、呼吸抵抗を測定するモストグラフを行ったりします。

気管支拡張剤による呼吸機能の改善をみる――​​気道可逆性試験

気管支喘息は、一時的に気道が狭窄(狭くなること)しますが、これは自然もしくは治療によって改善する(可逆性を示す)特徴があります。

このような特徴から、気道の可逆性をみるために、気管支拡張剤を使用した「気道可逆性試験」を行います。気管支拡張剤によって、呼吸機能が改善する場合には気管支喘息を疑います。

喘息発作がひどくなったときには、すぐに病院へ

喘息発作がひどくなった場合には、すぐに病院を受診するようにしましょう。特に、SABAと呼ばれる、短時間作用型β(ベータ)2刺激薬(サルブタモール硫酸塩やプロカテロール塩酸塩水和物など)という気管支拡張薬を20分おきに3回使用しても発作が治まらず、呼吸苦が強いときには、救急車を呼ぶことも検討しましょう。

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