原因
足白癬は、白癬菌というカビ(真菌)の一種が皮膚の最外側の層(角層)に感染・増殖して起こります。白癬菌の感染は、白癬菌のついた人・動物の皮膚や白癬菌が付着したものに直接触れることで起こります。たとえば、以下のような場面で感染が起こりやすくなります。
- 同居人が白癬菌を散布している
- プール、風呂場の脱衣所を裸足で歩く
- 格闘技やスポーツでほかの人の患部と接触してしまう
- 猫などペットと密に触れる など
また、次の条件に当てはまる方は、足白癬にかかりやすく、かつ悪化しやすい傾向があります。
- 足の指が太く、足指同士が接触しやすい
- 汗をかきやすく、靴の中の湿度が高い
家族に足白癬の方がいる場合、同居家族にカビを移してしまうことが多いため、気になったお1人だけを治療しても、繰り返し足白癬にかかる心配があります。足白癬と診断された場合、家族全員、少なくとも“水虫”の症状のある人は皮膚科医による診断と治療を受けることが重要です。
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