治療
滲出性中耳炎の治療では、溜まった浸出液を排出しやすくするために去痰剤の内服を行います。また、副鼻腔炎などがある場合は治療を行います。特に「鼻すすり」の習慣がある場合は、やめるように教育する必要があります。
小児では、保存的治療改善することも少なくありません。3か月以上の保存的加療でも改善が見られない場合や40dB以上の難聴がある場合は鼓膜換気チューブ留置を検討します。成人であれば鼓膜換気チューブ留置はイオントフォレーゼと呼ばれる局所麻酔で可能です。しかし、小児で安静が保てない場合は全身麻酔で行います。また、アデノイド増殖症が原因の場合はアデノイド切除術も検討します。
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