症状
中耳に分泌液がたまることにより、耳が聞こえにくくなったり(難聴)、耳の中に水が入ったような、あるいは詰まったような感じ(耳閉感)がしたり、自分の声が耳の中で響くような感じ(自声強聴)を自覚したりすることがあります。そのほか、耳鳴りが生じる方もいます。
なお、滲出性中耳炎を放置していると鼓膜が薄くなり内側(中耳の構造物)との接着や癒着が生じ、さらに聴力が低下してしまうことがあります。また、“コレステリン肉芽腫*”“真珠腫性中耳炎**”などの発症につながる可能性もあります。
*コレステリン肉芽腫:耳の中の出血を原因に、耳の中に袋状のできもの(嚢胞<のうほう>)が生じる病気。
**真珠腫性中耳炎:慢性中耳炎の1つで、鼓膜の一部が中耳側にへこんでいくことにより、真珠のような見た目の皮膚の塊が生じる病気。
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