検査・診断
熱性けいれんを診断するためには、発熱してからけいれんが出現したタイミングや、けいれんの形を正確に評価することが重要です。また、周産期の情報、成長発達歴、家族歴なども同時に評価します。最終的に典型的な熱性けいれんと判断される場合には、必ずしも検査をするとは限りません。
しかし、経過から熱性けいれん以外の病気が疑われる場合には、追加の検査が検討されます。たとえば、髄膜炎や脳炎・急性脳症、代謝異常症などが考えられる場合には、血液検査(炎症反応、電解質や血糖値など)、髄液検査、頭部CTやMRIなどの画像検査を行います。また、けいれんが起こり始めた当初は38℃以上の高熱を伴っていても、経過を追うごとに熱がなくてもけいれんを起こすようになった場合、てんかんの検査が必要です。
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