しんけいばいどく

神経梅毒

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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症状

神経梅毒は、無症候性、血管型神経型、実質型に分類できます。無症候性とは病原体の感染が成立しているものの症状が出ていない状態を指すため、ここでは残り2種類について解説します。

髄膜血管型神経梅毒

髄膜血管型神経梅毒の中でも、髄膜炎症状はバラ疹と呼ばれる梅毒特有の皮膚症状を伴うことが多いです。髄膜炎を発症すると、頭痛や吐き気、意識障害などの症状が出現します。

また、視力障害(ブドウ膜炎に伴うかすみ目など)や顔面神経障害、聴力障害なども伴うことがあります。髄液の流れも障害を受けるようになるため、水頭症を発症することもあります。

また、神経梅毒では血管障害も伴うようになります。血管障害が進行すると性格の変化、頭痛の出現や悪化などの症状のほか、脳梗塞などを発症することもあります。

実質型

初期感染から10年ほど経過すると、進行麻痺と脊髄癆(せきずいろう)と呼ばれる症状が出現します。進行麻痺とは梅毒特有の神経障害で、忘れっぽさ、性格変容、感覚異常などをきたすようになります。

脊髄癆とは、梅毒の病原体によって脊髄の一部が変性することで、歩行障害や感覚障害、排尿障害、関節に変形などを呈するようになります。

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