治療
筋強直性ジストロフィーには根本的な治療方法がないため、症状に対応したアプローチが必要になります。たとえば心不全や不整脈に対しては、内服薬にて心不全治療を行ったり、ペースメーカーを挿入したり、植込み型除細動器での治療が必要とされることもあります。また、糖尿病に対しての治療介入も必要です。呼吸障害に関連して、無呼吸や誤嚥が生じることもあり、人工呼吸の補助が必要になることもあります。さらに肺炎を発症する場合には抗生物質の使用も検討されます。
筋力低下は進行性であり、リハビリテーションによる筋力維持や関節拘縮の予防、装具の使用なども検討されます。また、悪性腫瘍が発症するリスクが高いことも知られており、早期発見・早期治療介入が求められます。
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