症状
筋肉が収縮した後にうまく弛緩できずに時間がかかってしまうことがあります。
たとえば、
- バスのつり革を握った後、うまくつり革を離すことができずにずっと握り続けてしまう
- 座った状態からスムーズに立ち上がることができない
- 目を閉じた後にすぐに開くことができない
- スムーズに歩き出せない
など
これら症状は、原因となる病気によって発症年齢が異なります。小児期に発症するとうまく症状を表現できないこともあるため、周りの人が筋緊張との関連性を理解することが重要です。
筋緊張は疾患に応じて、筋肉の減少につながることもあれば、逆に筋肉が増えることもあります。前者の場合は筋強直性ジストロフィーでみられ、後者は先天性筋強直症、先天性パラミオトニーでみられます。また、筋強直性ジストロフィーでは、筋肉に関連した症状以外にも、全身各所に症状が現れることも特徴です。たとえば、不整脈・白内障・認知機能障害・内分泌異常・糖尿病・脱毛など多彩な合併症が現れる可能性があります。
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