原因
粟粒結核は初めて結核菌に感染した際に発症するタイプと、初めて結核菌に感染して長い時間が経過してから発症するタイプに分けられます。初感染で発症するタイプは主に子どもや若い世代にみられることが多く、一度に多くの結核菌が血液中に入り込むことが原因と考えられています。一方、初感染から時間が経過してから発症するタイプはステロイドや免疫抑制薬などの免疫力低下を引き起こす薬剤の使用、透析治療、糖尿病・白血病・エイズなどの病気や老化によって免疫力が低下して肺の中に潜んでいた結核菌が活性化することによって生じると考えられています。近年では高齢化の影響により、長い時間をかけて発症するケースが増えているとされているため注意が必要です。
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