ぞくりゅうけっかく

粟粒結核

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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原因

結核は、結核菌(Mycobactrium tuberculosis)に感染することで引き起こされる感染症です。空気中に存在する結核菌を吸い込むことが感染(空気感染)のきっかけになるため、まず肺に影響が及ぶことが多いのですが、粟粒結核は肺以外の臓器に結核菌が広がることで発症します。全身の中でも血流の多い肝臓や脾臓、骨髄、脳、腎臓に結核菌が侵入する粟粒結核が多いとされます。また、結核菌は初感染時肺に侵入した後、完全に排除されることなく肺のなかに存在し続けることがあります。こうした結核菌が、何かしらのきっかけで再活性化し、血流に乗って全身へと広がり粟粒結核を発症することもあります。

結核菌が肺に留まるのか、またはさらに全身に広がり粟粒結核を発症するのかは、感染者の免疫力に依存する部分が大きいとされます。健康な方が結核菌に感染したとしても、うまく結核菌の活動を抑えることができますが、免疫力が何らかの原因で低下している状況では粟粒結核を発症するリスクが高まります。米国では、2012年において結核患者の3.5%が粟粒結核であったと報告されています。米国における粟粒結核患者の増加は、HIV感染の増加が大きく寄与していると考えられています。

粟粒結核のリスク因子として以下のものがあげられています。

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