厚生労働省の調査によれば、糖尿病患者の方は、潜在的な人数を含めると約2050万人いるといわれ、そのうち足に病変をきたす患者さんは1.5-10%いるとされています。糖尿病のコントロールが不十分な状態のまま長い時間が経つと、神経障害や血流障害をきたしやすく、その結果、足病変を起こしやすくなります。
足病変は重症化すると壊疽や下肢切断に至ることがあります。それらから足を守る、大切なケアがフットケアなのです。
靴の選び方と履き方はフットケアの3要素のうちの重要な要素の1つです。多くの患者さんが靴ずれが原因で下肢壊疽による下肢切断に至っているからです。糖尿病治療では、運動療法が欠かせません。しっかり歩くためにも、足を守るためにも、正しい靴選びと正しい靴の履き方をきちんと学ぶことがとても大切です。
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