糖尿病治療において、「フットウェア」(靴・装具)は実はとても大切な要素です。適切な靴や装具を選べるかどうかというだけで、足の傷を予防できるかどうか、また足に傷ができた場合もその後の治り方や傷の再発の有無などが大きく左右されます。
糖尿病患者さんのフットウェアは「一次予防→治療→二次予防」と、シーンごとに役割が異なっています。(いわゆる一般的な一次予防〜三次予防の考え方とは異なるので、注意が必要です。)ここでは一度治療が終わった二次予防におけるフットウェアについて、お伝えしたいと思います。
二次予防とは、一度足に傷ができた糖尿病患者さんがその傷を治療によって治した後、再発を防ぐための予防をいいます。二次予防でも一次予防と同様に靴は大切ですが、足を切断した場合と切断していない場合で、使用するものが大きく異なります。
二次予防のポイントは、「傷のあった場所に圧力をかけないようにすること」です。圧力がかかってしまうと、そこからまた傷ができてしまうからです。
二次予防の場合、その前の治療の段階で足を切断した場合と、切断していない場合があるので、それぞれについて見ていきたいと思います。
まず、足の切断には2種類あります。ひとつは、踵(かかと)を残さず、膝(ひざ)のところで切断するメジャー切断と踵を残して切断するマイナー切断です。
足を切断した場合は、それに見合った装具が必要になります。例えば、足の指のみを切断した場合は靴型の装具になりますが、踵など、指以外の部分も切断した場合には靴型の装具では不十分です。
足を切断していない場合は、足の変形の程度によって、フルオーダーメイドの装具・靴になるのか、セミオーダーメイドの装具・靴になるのかが決まります。足底装具(靴底のことです)を用いて、足に圧力をかけないように上手く調整していくことが大切です。
糖尿病患者で足に傷のあった人が、治療により傷を治した後、普通の靴を履いていると、再発率が79%にも上るが、適切な靴を履くと、再発率が29%にまで落ちたというデータがあります。再発率を下げるために、適切な靴を履くことはとても大切なことなのです
病院や介護施設などで、介護用靴やリハビリシューズを利用されている方も多いかと思います。これらの靴は、「布で出来ていて柔らかい」という特徴を持つため、確かに足は痛くはないのですが、この靴で歩いていくうちに足が変形してしまうことがあります。糖尿病患者さんの靴としてはあまりお勧めできません。
周辺で糖尿病の実績がある医師
武蔵野赤十字病院 内分泌代謝科部長
内科、血液内科、リウマチ科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器科、呼吸器外科、消化器科、腎臓内科、循環器科、心臓血管外科、小児科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、内分泌科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、緩和ケア内科、腫瘍内科、感染症内科、代謝内科、膠原病内科、頭頸部外科、総合診療科、病理診断科
東京都武蔵野市境南町1丁目26-1
JR中央線(快速)「武蔵境」南口 小田急バス、ムーバス(境南東循環):武蔵野赤十字病院下車 徒歩10分
東京医科大学 名誉教授
内科、血液内科、リウマチ科、外科、精神科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、腫瘍内科、感染症内科、消化器内科、糖尿病内科、内分泌内科、代謝内科、脳神経内科、老年内科、頭頸部外科、総合診療科、病理診断科
東京都八王子市館町1163
JR中央本線(東京~塩尻)「高尾」南口 京王バス 医療センター経由館ケ丘団地行き 医療センター下車 京王電鉄高尾線も利用可能 バス7分、JR横浜線「八王子みなみ野」無料シャトルバス運行 バス
内科、外科、腎臓内科、整形外科、泌尿器科、リハビリテーション科、循環器内科、消化器内科、糖尿病内科、人工透析内科、脳神経内科
東京都荒川区南千住5丁目10-1
東京さくらトラム(都電荒川線)「三ノ輪橋」都営バス:草43系統 南千住6丁目下車 徒歩5分、JR常磐線(上野~取手)「南千住」 徒歩7分、東京メトロ日比谷線「三ノ輪」 徒歩7分
山王病院・国際医療福祉大学 内科部長 (糖尿病・代謝)・ 国際医療福祉大学 講師
内科、アレルギー科、血液内科、リウマチ科、心療内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、糖尿病内科、内分泌内科、代謝内科、膠原病内科、脳神経内科
東京都港区赤坂8丁目10-16
東京メトロ銀座線「青山一丁目」4番(南)出口 徒歩4分、東京メトロ千代田線「乃木坂」3番出口 徒歩4分
国立国際医療研究センター病院 糖尿病内分泌代謝科 医師
内科、血液内科、リウマチ科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器内科、呼吸器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、乳腺腫瘍内科、膠原病科
東京都新宿区戸山1丁目21-1
都営大江戸線「若松河田」河田口 徒歩5分、東京メトロ東西線「早稲田」2番出口 徒歩15分
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