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血液検査の「GLU」はグルコース=血糖値のこと
血液検査の項目で「GLU」とは、血糖値のことです。具体的に言うと血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度のことを指します。血糖値といえば糖尿病が浮かぶ方も多いと思いますが、血糖値は身体の中のどういう...
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血液検査の「GLU」はグルコース=血糖値のこと

公開日 2016 年 01 月 12 日 | 更新日 2017 年 09 月 26 日

血液検査の「GLU」はグルコース=血糖値のこと
メディカルノート編集部 [医師監修]

メディカルノート編集部 [医師監修]

血液検査の項目で「GLU」とは、血糖値のことです。具体的に言うと血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度のことを指します。血糖値といえば糖尿病が浮かぶ方も多いと思いますが、血糖値は身体の中のどういう状態を教えてくれているのか、血糖値が異常である場合はどういった可能性があるのかをまとめました。

血糖値があらわすこと

糖質は身体にとって欠かせない大切な栄養素で、多糖類となり、エネルギー源・滋養源として肝臓や筋肉に貯えられます。そして、そこからブドウ糖へと変わり、血液中に入り細胞に運ばれます。大脳をはじめとする中枢神経系では、グルコースが唯一のエネルギー源です。

空腹時には肝臓からグルコースが放出され、脳、筋肉、赤血球それぞれが消費しています。血糖値は、腸からの吸収と肝臓での産生による上昇などによるバランスが厳密に調節されています。バランスを調整するのに、インシュリンという膵臓から出されるホルモンが関係しています。このバランスが崩れると高血糖、低血糖になります。 

【基準値】

◆空腹時血糖(起床時からなにも食べない状態で測定した血糖値)・・・〜100mg/dl

◆食後2時間血糖・・・~140mg/dl

◆血糖の異常値から考えられる病気

ー高血糖ー

糖尿病、甲状腺疾患、膵炎、胃切除後のダンピング症候群、薬剤性 など

ー低血糖ー

薬剤性、肝疾患、下垂体機能低下症、インシュリン産生腫瘍、副腎機能低下症 など

高血糖から考えられること

高血糖は血中のブドウ糖が多い状態のことですが、この状態が慢性的に続くと糖尿病になります。糖尿病に大きく関係するのが、インシュリンと呼ばれる膵臓から分泌されるホルモンで、インシュリンがが足りなかったり、何らかの原因でインシュリンが働きにくくなったりすることで、糖尿病になります。糖尿病で高血糖の状態が続くと、目や腎臓や神経の微細な血管が障害され、糖尿病性の網膜症、腎症、神経症になっていきます。失明や透析などの原因となります。加えて心筋梗塞、脳梗塞などの血管系の病気にかかりやすくなります。糖尿病となる要素として、遺伝的な原因のほか、ストレス・暴飲暴食・肥満・運動不足などいわゆる生活習慣が関係しています。

低血糖から考えられること

低血糖は血液中のブドウ糖が少なくなった状態のことで、具体的には血糖値が70㎎/dl以下の状態を指します。食事の量が少なかったり、空腹で激しい運動などを行ったとき、血糖を下げる薬が効きすぎた時に起こります。他にも、インスリンノーマ(膵島線腫)は、膵臓のなかでインスリンを分泌する細胞に腫瘍ができ、インスリンが大量に放出されて血糖値が異常に下がってしまう病気のこともあります。低血糖の症状は、不安になる、ボーッとして集中力がなくなる、無気力になる、あくびが出る、さらに低くなると頭痛やめまい、吐き気、冷や汗などの症状がでて、昏睡状態などの意識障害をひきおこす恐れもあります。低血糖がおこったときにはただちにブドウ糖を補給する必要があります。

糖尿病の診断

①空腹時血糖が126mg/dlを超えるとき

②随時血糖が200mg/dlを超えるとき

③ヘモグロビンA1cが6.5%以上のとき(血中のグルコースはヘモグロビンに結合します。これをヘモグロビンA1cといいます。赤血球は120日寿命があるので1~2か月の血糖値を反映します。)

①〜③を組み合わせて糖尿病は診断されます。インスリンの働きが関係する病気なので「糖負荷試験」を行って、糖分摂取後のインスリンの働きを見て診断することもあります。糖負荷試験で正常の場合は摂取後30分ごろ最大値になり、2時間で基準値になりますが、糖尿病だと十分に下がらず高値のままです。

 

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