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糖尿病性EDの治療方法―糖尿病とEDの深い関係
糖尿病性EDの治療方法糖尿病性EDは、残念ながら今の医学では根治することは難しいとされています。その他の糖尿病の合併症と同様に、EDの症状が現れた時点で、非可逆的に進行している可能性が高いと考え...
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糖尿病性EDの治療方法―糖尿病とEDの深い関係

公開日 2015 年 04 月 14 日 | 更新日 2017 年 05 月 07 日

糖尿病性EDの治療方法―糖尿病とEDの深い関係
高橋 良当 先生

南千住病院

高橋 良当 先生

貴田岡 正史 先生

イムス三芳総合病院 内分泌内分泌(甲状腺)・代謝(糖尿病)センター長

貴田岡 正史 [監修]

菅野 一男 先生

医療法人社団桜一会かんの内科院長

菅野 一男 [監修]

糖尿病性EDの治療方法

糖尿病性EDは、残念ながら今の医学では根治することは難しいとされています。その他の糖尿病の合併症と同様に、EDの症状が現れた時点で、非可逆的に進行している可能性が高いと考えられるからです。

ただし根治は難しいものの、治療によって治った状態にすることは可能です。また進行を予防するためには血糖や血圧のコントロールが非常に大切です。

  1. 薬物治療
    現在、ED治療のほとんどが薬物療法です。日本の病院で処方できる薬はシアリス®、バイアグラ®、リピドラ®の3種類です。使用目的やタイミングによって使い分けることをおすすめします。

EDは日本国内では「病気」としては捉えられていないため、いずれの治療も自由診療での治療になりますが、糖尿病の保険診療とカルテを別にすれば、同日同科での混合診療も可能です。

  • シアリス® 

効果が2~3日持続。動脈硬化・認知症・狭心症の予防にも有効であることが知られており、海外では健康のために服用している人がいるほどです。現在の世界市場の売上げナンバーワン製品です。

  • バイアグラ®/リピドラ® 

効果は短時間であり、性交渉の1時間前に服用する必要があります。従って、タイミングを合わせなければならないので、パートナーとの良好な愛情関係を保っていることが、良い効果を得るための必須条件になります。

糖尿病性EDにおいて、全ての人に薬が有効なわけではありません。実際に薬が効くのは6割程度で、糖尿病の神経障害や血管障害が進行している人、血糖管理の悪い人ほど、効きにくいとされています。また、使用初めの1~2回は不安と緊張から効果が出にくいこともありますので、少なくとも3~4回以上試してみることをおすすめします。

また服薬の際にはいくつか注意点があります。

  • パートナーとの良好な愛情関係のもと、互いの性欲を高めた状態で性交渉する
  • 喫煙を控え、飲酒はほろ酔いまでにする
  • バイアグラ/リピドラは空腹時、性交1時間前に服用する
  • 疲労や睡眠不足時は避け、リラックスした体調の良いときに服用する
  • 薬の効果を得るためには、脳と陰茎に適度な性的刺激が必要です
  1. 注射治療
    EDにおける注射治療は世界では一般的ですが、日本では認可されていません。PGE1という薬物をインスリン用注射器を使って、陰茎海綿体内に注射して勃起させます。現在、日本でこの治療は研究目的でのみ実施することが可能です。

  2. 手術
    薬や注射以外の治療法としては、手術による治療法もありますが、あまり一般的ではありません。シリコンを埋め込むことで、勃起可能な陰茎の硬さが得られます。

ED治療薬はネット通販の偽薬に注意! 死亡例も

インターネットでは、「簡単に、安く、早く」EDの薬を手に入れることができますが、注意が必要です。製薬会社の調査によると、インターネットで販売しているEDの薬の6割が偽物と言われています。純正、本物等と書いてあっても信用できるとは限りません。効果がみられないだけでなく、不衛生であったり、危険な劇薬を混ぜた粗悪品、中には興奮状態にすることで勃起させる薬まであります。

人に打ち明けづらい内容のため、なかなか表に取り上げられませんが、死亡例も出ています。ED治療薬のインターネット購入は危険であることを覚えておきましょう。必ず病院に受診し、自分の病気と飲んでいる薬を医師に伝えた上で処方してもらうようにしてください。

糖尿病と性機能の関係性についてのエキスパート。多くのメディアを通じて糖尿病性EDの啓発活動を行っている。

北多摩地域の中核病院である公立昭和病院の内分泌・代謝内科部長として地域に根差した糖尿病治療を実践。加えて、NPO法人西東京臨床糖尿病研究会理事長として、糖尿病治療情報の共有および治療標準化を目指して、専門医、開業医間のネットワークを構築、専門的知識を持つ人材の育成等の活動を行っている。

2008年4月1日に、三鷹駅南口に、糖尿病・内分泌疾患・内科専門の「かんの内科」を開設。東京医科歯科大学、武蔵野赤十字病院、糖尿病学会、内分泌学会などでの診療・活動を通じて培った経験を、糖尿病・高血圧症・高脂血症・甲状腺疾患・動脈硬化症(脳梗塞、狭心症・心筋梗塞、足壊疽)などで苦しんでいる患者さんの診療に役立てており、メタボリックシンドロームなどで明らかな症状のない方の動脈硬化を進ませないようにするためのアプローチにも重点をおいている。食事療法、運動療法を駆使し、必要に応じて最適な薬の選択を行い、元気に長く豊かな人生を楽しむためのサポートをするために経験豊富な専門医、専門看護師、管理栄養士、運動トレーナー、フットケア専門家が一体となっている。
内分泌専門医として、甲状腺疾患、下垂体・副腎疾患(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、先端巨大症、プロラクチノーマ、尿崩症など)の診断・治療を行う。

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