インタビュー

シックデイとは?―血糖コントロールが不安定に

シックデイとは?―血糖コントロールが不安定に
矢島 賢 先生

国家公務員共済組合連合会立川病院内科医長

矢島 賢 先生

貴田岡 正史 先生

イムス三芳総合病院 内分泌内分泌(甲状腺)・代謝(糖尿病)センター長

貴田岡 正史 先生

菅野 一男 先生

医療法人社団桜一会かんの内科院長

菅野 一男 先生

シックデイの怖さ

シックデイとは糖尿病の患者さんが熱を出したり、下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こしたり、食欲不振のために食事を摂ることができないときをいいます。特に食事が摂れない場合が要注意です。食事を摂ることができないと、普段は血糖をよくコントロールできている人でも血糖コントロールが不安定になったり、さらには昏睡になってしまったりすることもあります。

シックデイに陥った時は

基本的に内服薬とインスリンを使用している時では対応が異なります。どちらにせよシックデイに陥った時の対応法について主治医と相談しておきましょう。血糖測定器のお持ちの方は血糖を測定し状況を把握しましょう。

1. 内服薬を使用している場合

基本的には内服薬の減量または中止です。あまりに症状がひどい場合にはご自身の判断で内服を中止して頂いても構いません。ただし、そのときには必ず医療機関を受診しましょう。

2. インスリン療法中の場合

減量をする場合がありますが、全くインスリン分泌のない糖尿病患者さんの場合、インスリンの中止は極めて危険です。患者さんごとに血糖コントロールの状態が異なり、一概には言えないので、実態に合わせた減量などの対応を医師に相談しつつ決めましょう。

受診するべき時は?

  1. 嘔吐や下痢が止まらず、食事を摂ることが出来ない時
  2. 高熱が続く時、また血糖値が350を超える時(一つの目安)

このような時はすぐに主治医の先生に連絡を取って、医療機関を受診するようにしましょう。