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インタビュー

公開日 : 2017 年 07 月 11 日
更新日 : 2017 年 07 月 12 日

マグネシウム不足に拍車をかける従来の糖尿病治療の問題点とは?

記事1 『マグネシウム不足の影響-インスリン抵抗性を介して糖尿病の原因に!そして突然死にも関連』お話ししたように、日本人はマグネシウムの摂取量が不足しており、この慢性的なマグネシウム不足が2型糖尿病を起こしやすくしています。そのうえ近年では2型糖尿病に罹患した後の糖尿病自体の治療や合併症の治療によりマグネシウム不足が助長され、病状をさらに悪化させてしまう可能性も明らかになりました。

本記事では糖尿病の治療がなぜマグネシウム不足を助長してしまうのかについて、引き続き旭川医大名誉教授・札幌南一条病院 循環器・腎臓内科 顧問の菊池健次郎先生にお話しいただきました。

マグネシウム不足に拍車をかける糖尿病治療の問題点

本記事では、糖尿病の治療がどのようにしてマグネシウム不足を起こしてしまうのか、以下にいくつか例を挙げてご説明します。

治療食によってマグネシウム摂取量が減少してしまう

食事

糖尿病の方は腎症や高血圧、脂質異常症を合併することが少なくなく、その基本的な治療として食事指導が行われます。私が北海道循環器病院に在職中に管理栄養士さんに調べて頂いた結果では、疾患に見合った指導食では一般食に比べてマグネシウム摂取量が少なくなる、つまり、マグネシウム不足がみられる患者さんの指導・治療食が、マグネシウム摂取量をさらに少なくしてしまうことがわかりました。

 

病院食におけるMG含有量と推奨量

上記のグラフをご覧いただくと、食事中のマグネシウム含量は一般食の和食が最も多く、和食を洋食(パン食)に変えるだけでもマグネシウムの含量は減少し、さらに、糖尿病食を含めた指導・治療食ではマグネシウム含量が大きく減少してしまいます。

このように糖尿病や糖尿病性腎症に罹患すると、糖尿病食+腎臓食(カロリー・蛋白・食塩制限)によってマグネシウム不足がさらに進行する、負の連鎖を起こし得ることがわかります。

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