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インタビュー

公開日 : 2016 年 01 月 14 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

マグネシウムで糖尿病予防・改善

東京慈恵会医科大学客員教授 糖尿病・代謝・内分泌内科客員診療医長
横田 邦信先生

2型糖尿病はこれまで肥満の方がなりやすいと考えられてきました。しかし、近年の研究により、マグネシウムの不足が糖尿病につながるということが明らかになりました。そのマグネシウム不足を予防するために、横田先生は独自の食事スタイルを提唱されています。東京慈恵会医科大学教授 糖尿病・代謝・内分泌内科診療医長の横田邦信先生のご研究に基づいたお話をしていただきました。

マグネシウム不足と糖尿病の関係

『マグネシウムが不足するとどうなる? マグネシウムは健康維持・増進に欠かせない栄養素』でも述べましたが、マグネシウムが不足すると、インスリンの働きが悪くなったり(「インスリン抵抗性」という状態です)、インスリンの分泌がうまくいかなくなってしまいます。

●インスリンの働きが悪くなる

インスリンの働きによって、血液中のブドウ糖は細胞内に取り込まれます。マグネシウムが不足すると、この過程が正常に行われず、ブドウ糖が血中に淀んでしまい、インスリン抵抗性という状態に陥ります。

●インスリンの分泌がうまくいかなくなる

インスリンは膵臓で作られています。インスリンを作り出すプロセスのうち、最初に「ATP」という物質を作り出す必要があるのですが、マグネシウムが不足していると、このATPがうまく産生されなくなります。最初のステップで不具合が生じてしまうので、結果として、インスリンの分泌がうまくいかなくなるのです。

現代日本人はマグネシウム不足

現代の日本人には、マグネシウムが不足しています。昔は、主食として大麦や雑穀を食べていました。大麦や雑穀には、マグネシウムをはじめとしたミネラルが豊富に含まれています。しかし、現在では精製された白米が主流です。また、塩も精製され、摂取できるマグネシウムの量はガクリと落ちました。

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