治療
症状のない潜在性結核の治療は、活動性結核に進展しないようにすることが治療の目標となります。内服薬で治療し、場合によっては、診断を途中で否定して、早めに治療をやめることもあります。
活動性の結核の治療は、障害されている臓器の機能回復、結核菌を充分に減らして再燃しないことが目標となります。薬の種類によっては、目に副作用がでるため、目の症状を訴えにくい小児では使用しないこともあります。通常は、抗結核薬を3~4種類、組み合わせて治療を開始します。結核菌は、薬が効かなくなる薬剤耐性をきたしやすく、耐性化を防ぐには複数の薬で、決められた期間、回数と量を守って飲みきるということが重要となります。肝臓などに薬の副作用が出ることもあります。
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