症状
結核の感染部位や分類によって異なります。潜在性結核の場合は、症状はありません。肺結核の場合は、咳、発熱、血痰、体重減少、寝汗など成人の肺結核と同様の症状がみられます。肺以外の結核では、小児ではリンパ節炎が多く、頚部や肺のリンパ節が多いです。リンパ節の腫脹などがみられます。
結核性髄膜炎では、活気低下、意識障害、脳神経麻痺(目の動きがおかしい、ものが二重にみえるなど)、けいれんなどの症状がみられることがあります。
粟粒結核では、体重が増えないまたは減る、原因がわからない発熱が続く、倦怠感、元気がない、食欲がないなどの特異的でない症状に加えて、感染で障害されている臓器が肺であれば、咳、多呼吸などの呼吸器の症状、消化管であれば腹痛、下痢など消化管の症状などがみられます。
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