検査・診断
絨毛がんが疑われるときは次のような検査が行われます。
画像検査
子宮内の状態を評価するため、超音波やCT、MRIなどによる画像検査が必要です。また、絨毛がんは転移を起こしやすいため、転移の有無を確認する目的で全身のCT検査を行うのが一般的です。
血液検査
絨毛がんを発症すると、本来であれば妊娠中しか分泌されない“hCG”と呼ばれるホルモンの過剰分泌が生じるため、診断の手がかりの1つとしてhCG値の測定などが行われます。また、炎症や貧血の有無、肝機能、腎機能など全身の状態を把握するためにも血液検査が必要になります。
病理検査
絨毛がんの確定診断には、手術などによって摘出したがんの組織を顕微鏡で詳しく調べる病理検査が必要です。ただし、組織検査が困難な場合、治療後に妊娠を希望するなど手術ができない場合には、画像検査や血液検査、症状のみで診断を行います。
医師の方へ
「絨毛がん」を登録すると、新着の情報をお知らせします