治療
肝細胞がんの治療法の主たるものは肝切除、ラジオ波焼灼療法(RFA)、肝動脈塞栓療法(TACE)、分子標的治療薬を用いた化学療法の4つであり、病状によっては放射線治療や肝移植が考慮される場合もあります。
肝細胞がんの多くは慢性の肝疾患、特に肝硬変を背景に発生することから、治療法の選択には患者の肝臓の機能がどれくらいあるか(肝予備能)と、がんの進行度(腫瘍の大きさ、個数など)によって決定されます。
たとえば、肝予備能が保たれている場合、肝細胞がんが1個の場合には大きさにかかわらず肝切除が選択され、肝細胞がんの大きさが3cm以下で個数が3個以下の場合にはラジオ波焼灼療法(RFA)が選択されます。
一方、肝細胞がんの個数が4個以上の場合には肝動脈塞栓療法(TACE)が推奨されますが、最近、肝細胞がんに対する新しい分子標的治療薬が保険適用となり、化学療法の単独使用や他の治療との併用治療を選択することも増えてきました。さらに、がん細胞に対する免疫を活性化する治療薬である免疫チェックポイント阻害剤が肝細胞がんにも有効であることが明らかになってきましたので、今後は免疫チェックポイント阻害剤を含めた化学療法が治療の中心となってくるものと期待されます。
しかし、肝予備能が著しく低下している場合にはこれらの治療を行っても十分な効果が得られないため、肝移植が必要となります。
実績のある医師
周辺で肝細胞がんの実績がある医師
東京女子医科大学附属足立医療センター 検査科光学診療部(内視鏡内科) 准教授
内科、外科、心療内科、精神科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、小児科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、総合診療科、病理診断科
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日暮里・舎人ライナー「江北」西口 都営バス:東京女子医大足立医療センター前下車 徒歩7分、東武伊勢崎線「西新井」西口 車10分、JR京浜東北線「王子」北口 車15分
国立がん研究センター中央病院 肝胆膵外科 科長
内科、血液内科、精神科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、小児科、小児外科、脳脊髄腫瘍科、骨軟部腫瘍科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、眼科、歯科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、緩和ケア内科、消化器内科、肝胆膵内科、肝胆膵外科、放射線診断科、放射線治療科、頭頸部外科、病理診断科
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東京科学大学 統合教育機構 准教授
内科、血液内科、膠原病・リウマチ内科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、美容外科、皮膚科、泌尿器科、肛門科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科
東京都文京区湯島1丁目5-45
JR中央・総武線「御茶ノ水」東京メトロ丸ノ内線も利用可能 徒歩3分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」 徒歩5分
東京大学医学部附属病院 消化器内科 准教授
内科、アレルギー・リウマチ内科 、血液内科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、美容外科、皮膚科、泌尿器科、肛門科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、矯正歯科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科
東京都文京区本郷7丁目3-1
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