原因
股関節炎は、病原体への感染が原因となって起こる感染性股関節炎と、それ以外の原因で起こる非感染性股関節炎の2つに大きく分けられます。
非感染性股関節炎
現在までに発症メカニズムは明らかになっていません。外傷やアレルギーによるものなど、さまざまな原因が考えられています。
感染性股関節炎
原因菌は黄色ブドウ球菌がもっとも多いといわれています。そのほか、連鎖球菌、インフルエンザ菌、結核や淋菌、梅毒、マイコプラズマなどの菌が原因となる場合もあります。
化膿性股関節炎では、大腿骨上部の端に起きた骨髄炎が股関節内に及ぶことで発症するほか、気道感染をきっかけに全身に菌が周り、間接的に股関節炎を生じることもあります。手術やけがなどが化膿性股関節炎の直接的な原因になることもあります。たとえば大腿動静脈に針を刺すところを誤って股関節内に刺してしまったことで発症するケースもみられます。
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