予防
肺がんの70%は喫煙習慣が原因で引き起こされると考えられています。長期間にわたって喫煙を続けると肺の細胞にダメージが加わって遺伝子変異が起こり、最終的にがんを発症すると考えられています。また、たばこに含まれる発がん性物質は、喫煙者本人だけでなく周囲の人に及ぶ煙の中にも含まれています。そのため、同居家族などに喫煙者がいる場合、長期間にわたってたばこの煙にさらされ続けると肺がんを発症するリスクの1つになります。
肺がんを予防するためには禁煙外来などを利用して禁煙を目指すことが大切です。たばこの煙に含まれる発がん性物質は周囲の人にも影響を及ぼすことが分かっているため、たばこの煙を受ける場所は避けるようにしましょう。
また、早期発見のため定期的に肺がん検診を受けましょう。40歳から、1年に1度胸部X線撮影を行うことが推奨されています。50歳以上で喫煙している、または過去に喫煙していた方は、あわせて喀痰細胞診を行うことが勧められます。
- 2024/07/30
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