せきずいせいきんいしゅくしょう

脊髄性筋萎縮症

同義語
SMA
監修:

症状

脊髄性筋萎縮症は発症時期によってI型~IV型の4つのタイプに分類されますが、それぞれ重症度が異なるのが特徴です。

もっとも重症な型は生後6か月までに発症するI型であり、発症すると運動の発育が停止し、体を動かすことができなくなります。筋肉はその緊張を失い、体のやわらかい赤ちゃん(フロッピーインファント)の状態を示し、お座りもできないため寝たきりの状態となり、呼吸をするのに必要な筋肉も衰えていくので呼吸をすることができなくなります。また、ものを飲み込む力も弱まっていくため、哺乳困難や誤嚥(ごえん)などを引き起こすのも特徴です。人工呼吸器で適切な呼吸管理をしない場合は生後18か月までに95%が命を落とすとされています。

また、生後6か月~1歳6か月までに発症するII型はI型のように急激に寝たきり状態となることは少ないですが、体幹や腕や脚の筋肉が萎縮していくことで支えなしで立ったり歩いたりできません。さらに、成長していくにつれて関節が硬くなったり背骨が曲がったりするのも特徴です。

そして、1歳6か月~20歳までに発症するIII型は徐々に筋力の低下が進んでいくため、正常に運動の機能が発達していくものの成長していくにつれて転びやすい、立てない、歩けないといった運動機能の低下が目立つようになります。また、20歳以降に発症するIV型は、長い経過をかけて太ももや肩などの筋肉が萎縮し運動機能が低下していくのが特徴です。

脊髄の神経細胞の変性によって、I型・II型では舌の細かいふるえが、II型・III型・IV型では手指のふるえが見られます。

最終更新日:
2021年05月19日
Icon close
2021/05/19
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

「脊髄性筋萎縮症」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

アンケートのお願い
Q1.脊髄性筋萎縮症(SMA)の診断済み患者さん、またはご家族の方ですか?
※本アンケートはメディカルノートが実施しています
Q2.SMAの患者さんのご年齢を教えてください
※本アンケートはメディカルノートが実施しています
Q3.SMAの遺伝子治療について知っている事はありますか?
※本アンケートはメディカルノートが実施しています
Q4.インターネット等でSMAに対する新しい治療薬について知った場合、主治医に相談してみますか?
※本アンケートはメディカルノートが実施しています
ご回答ありがとうございます。
関連情報や最新情報をお届けします。
ご希望の方は、ご登録にお進みください。
確認用のメールをご確認ください
上記アドレスに確認用のメールを送信しました。
メールに記載されたURLから
登録にお進みください。
関連情報や最新情報をお届けします
関連情報や最新情報をお届けします。

※すでに会員登録済みの場合、別のアカウントが作成されてしまうことがあります。
以前の登録情報が削除されてしまった場合は、
お手数ですが、問い合わせフォームより
ご連絡ください。

関連情報や最新情報をお届けします
関連情報や最新情報をお届けします。 友だち追加
別のアカウントで登録されています