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金属アレルギー
金属アレルギーとは、金属に対してアレルギー反応を起こして皮膚や粘膜に炎症性病変を発症する疾患を指します。原因となる金属としてはニッケル、クロム、コバルトなどが代表的です。原因となる金属は装飾品や...
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皮膚
更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
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2017 年 04 月 25 日
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概要

金属アレルギーとは、金属に対してアレルギー反応を起こして皮膚や粘膜に炎症性病変を発症する疾患を指します。原因となる金属としてはニッケル、クロム、コバルトなどが代表的です。原因となる金属は装飾品やベルトのバックル、ズボンのボタン、歯科治療使用した被せものなど、日常生活において触れる多くのものに含まれています。

金属アレルギーは原因となる金属に触れることから、接触性皮膚炎として発症します。難知性のニキビや湿疹の背景に、金属アレルギーが隠れていることもあります。金属アレルギーの治療に際しては、原因となりうる金属並びに日常製品を同定することが大切になります。可能な限り原因となるアレルギー物質との接触を避けることが肝要ですし、皮膚症状に対してはステロイドを含む軟膏などで対処することになります。原因となる金属は、汗をかくことでアレルギーの原因となりやすくなります。そのため、汗をこまめに拭くことも大切です。

その他、こちらの記事も参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/160314-002-SA

原因

金属アレルギーは、ニッケルやクロム、コバルトと言った金属に触れることを原因として発症します。しかし、すべての人がこうした金属に対して感受性を持つ訳ではなく、アレルギー反応を示す人において金属アレルギーは発症します。

原因となる金属に対して、自己の免疫機能がⅣ型アレルギーと呼ばれるタイプの異常反応を示すことから金属アレルギーは発症します。すなわち、免疫細胞が金属を身体にとって有毒なものとして認識するようになり、結果として金属アレルギーが発症します。

ニッケルやクロム、コバルトなどは日常生活において触れるものに多く含まれています。ピアスやネックレス、指輪などのアクセサリーはもちろんのこと、時計、ベルトのバックル、革製品、化粧品、クレヨンなどに至るまで、あらゆるものに原因となりうる金属は含まれています。さらに、歯科治療で使用される金属の被せものにも様々な金属が含まれており、金属アレルギーを引き起こすことがあります。

原因となる金属には汗と接触することでイオン化しやすいものも多いです。そのため、汗をかいた状態を放置することで金属アレルギーが誘発されやすくなります。

また、私たちの体を維持するのに食餌から生体内金属のバランスを調整します。ワインやナッツ、香辛料、たばこやチョコレートなど金属を多く含む食品のとりすぎは、金属アレルギーを助長してしまうことがあります。

その他、こちらの記事も参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/160314-002-SA

症状

金属アレルギーは、原因となる金属に接触することを原因として発症します。皮膚の場合は接触性皮膚炎と呼ばれる状態で発症し、接触した部位と一致した赤みやブツブツ、腫れやかゆみなどを呈するようになります。かゆみのために病変部位をかくと、皮膚損傷を誘発することになり、周囲にも炎症が広がることがあります。また炎症の程度が強い場合には、水ぶくれを呈することもありますし、発熱や全身倦怠感などの全身症状につながることもあります。さらに、病変部位に対して細菌感染が合併することもあり、この場合には膿が出来たり、痛みや発赤が強くなったりなどの症状を見ます。

また、原因となる金属は歯科治療の被せものであることもあります。この場合には口腔内の粘膜に病変を引き起こすことになります。具体的には、接触する部位における口内炎や舌炎、粘膜のびらんや発赤などを認めます。

その他、こちらの記事も参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/160314-002-SA

検査・診断

金属アレルギーは、Ⅳ型アレルギーと呼ばれるタイプのアレルギーを原因として発症します。原因となる金属がⅣ型アレルギーを引き起こしていることを同定するために、パッチテストと呼ばれる検査が行われます。パッチテストでは、原因が疑われる金属を皮膚に貼付けてそれに対しての皮膚変化を観察します。皮膚に金属を置いてから2日ほどの間を空けて結果判定を行います。もし金属アレルギーである場合には、原因となる金属に一致して皮膚の炎症反応(赤みや腫れなど)が観察されます。

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https://medicalnote.jp/contents/160314-002-SA

治療

金属アレルギーでは、可能な限り原因となる金属に対しての接触を避けることが重要となります。一度金属アレルギーを発症すると、完全に体質を変えることは難しくなります。装飾品にはニッケルが使われていることも多いため、使用されている金属を確認し、原因となる金蔵を避けることが肝要です。また、ピアスの穴をあける際にも、金属アレルギーを誘発しやすい金属を使用していないかどうかを確認することも重要です。

また、生じている皮膚炎に対しては軟膏や内服薬が適応になります。皮膚の炎症を抑えるためにステロイド軟膏が使用されますし、炎症の程度が広く強い場合には解きに内服薬が適応になります。金属アレルギーではかゆみを伴うことも多いため、抗ヒスタミン薬などのかゆみ止めを使用することもあります。

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