ひけっかくせいこうさんきんしょう

非結核性抗酸菌症

同義語
NTM症
最終更新日:
2024年07月30日
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2024/07/30
更新しました
2017/04/25
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原因

非結核性抗酸菌症は非結核性抗酸菌に感染することによって発症します。非結核性抗酸菌には190種類以上の種類があるといわれていますが、中でも人に感染しやすいのはマイコバクテリウム・アビウムとマイコバクテリウム・イントラセルラーと呼ばれる細菌で、この2つの細菌をまとめて“MAC菌”と呼びます。

日本では肺に生じる非結核性抗酸菌症の約90%はMAC菌の感染によるもので、これらの細菌を原因とする肺非結核性抗酸菌症を“肺MAC症”といいます。そのほかマイコバクテリウム・カンサシによる肺カンサシ症やマイコバクテリウム・アブセッサスによる肺アブセッサス症も非結核性抗酸菌症として知られています。

非結核性抗酸菌は、台所や浴槽、シャワーヘッドなどの水回り、外では池や湖、プール、土の中などに生息しています。主な感染部位は肺で、家庭では主に浴室での作業やガーデニングなど土を扱う作業で空気中に漂う菌を吸い込むことで感染すると考えられています。次いで多いのが皮膚への感染です。傷ついた皮膚から水や食物を介して感染し、皮膚のほかリンパ節、消化器、骨、関節などに病変を作ることもあります。

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