原因
インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が破壊される原因には、主に自己免疫の異常が関わっていると考えられています。
自己免疫とは、細菌やウイルスなどの外敵から体を守るための防御システムで、何らかの原因によって免疫に異常が生じると、正常な自分の細胞を攻撃します。β細胞も例外ではなく、免疫異常によりβ細胞が破壊されることでインスリンの分泌が低下します。
なお、1型糖尿病は通常は遺伝しませんが、1型糖尿病の発症しやすさに関わる遺伝子としてHLA遺伝子、インスリン遺伝子、PTPN22遺伝子、CTLA4遺伝子などが報告されています。
「1型糖尿病」を登録すると、新着の情報をお知らせします
「1型糖尿病」に関連する記事
国立国際医療研究センター病院における膵島移植に関する取り組み国立国際医療センター 膵島移植診療科 診...霜田 雅之 先生
重症低血糖をきたす1型糖尿病に対する膵島移植とは? 治療の流れや効果、注意点などを解説国立国際医療センター 膵島移植診療科 診...霜田 雅之 先生
大人の1型糖尿病——病気をコントロールしながら生活するために国立国際医療センター 糖尿病内分泌代謝科 医師小谷 紀子 先生
1型糖尿病の治療——インスリン治療の進歩と新しい治療法の発展国立国際医療センター 糖尿病内分泌代謝科 医師小谷 紀子 先生
1型糖尿病の分類・特徴・症状——インスリンがほとんど分泌されない病気国立国際医療センター 糖尿病内分泌代謝科 医師小谷 紀子 先生





