症状
SARS-CoVに感染すると、2〜10日程度の潜伏期間を経て症状が出現します。SARSの典型的な経過は、突然の発熱、震え、筋肉痛などのインフルエンザのような症状から発症します。
その後2〜7日ほど経過すると咳(乾性咳)を呈するようになります。中には、消化器症状として下痢がみられることもあります。発症者のおよそ80%において症状は改善しますが、急速に呼吸症状が増悪する方もいます。呼吸状態の増悪は肺炎やARDS(急性呼吸窮迫症候群)に伴うものであり、進行し死亡する例もあります。
この記事は参考になりましたか?
この記事や、メディカルノートのサイトについてご意見があればお書きください。今後の記事作りの参考にさせていただきます。
なお、こちらで頂いたご意見への返信はおこなっておりません。医療相談をご要望の方はこちらからどうぞ。
「SARS」を登録すると、新着の情報をお知らせします
「SARS」に関連する記事
- ワクチン未完成の重症急性呼吸器症候群(SARS)はどのように終息したのか? 予防法や海外渡航時の注意点グローバルヘルスケアクリニック/内科・感...水野 泰孝 先生
- SARS(重症急性呼吸器症候群)の特徴 ~症状や病原体、2002年流行時の広がり方は?~浜松医療センター 感染症内科 感染症管理...矢野 邦夫 先生
- 国内の感染症対策を担う国立国際医療研究センター病院の感染症病棟――その特徴と取り組みとは?国立国際医療研究センター病院 国際感染症...大曲 貴夫 先生
- 急性呼吸促迫症候群(ARDS)とは-肺炎や敗血症など先行する疾患の上に発症する病気国際医療福祉大学成田病院 副院長、国際医...津島 健司 先生
「SARS」に関連する病院の紹介記事
特定の医療機関について紹介する情報が掲載されています。