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インタビュー

公開日 : 2016 年 02 月 26 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

メニエール病とは?

新潟大学大学院医歯学総合研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 学分野教授
堀井 新先生

メニエール病」という病名を耳にしたことがある方は多いかもしれませんが、実際にどのような病気かご存じでしょうか? ストレスや疲労、睡眠不足が症状の悪化を招くこともあるメニエール病は、私たちにとって身近な病気とも言えます。引き続き、新潟大学耳鼻咽喉科学教授、堀井新先生にお話をうかがいました。

メニエール病とはどんな病気か?

メニエール病は、ぐるぐると回るような回転性のめまいに、耳鳴り・難聴・耳の詰まり感など耳の「聞こえ」の症状を伴い、このようなめまいの発作を反復する病気です。めまいの持続時間が長くなると吐き気や嘔吐といった症状も現れますが、言葉のもつれや意識障害、運動の障害を伴うことはありません。

難聴など聞こえの症状は発作後に症状が軽くなりますが、めまいの発作を繰り返すたびに悪くなる場合もあります。

メニエール病のめまいの特徴としては、以下が挙げられます。

・持続時間が長い(20分以上~数時間)

・誘因がなく突然起こる

・寝ていても座っていてもずっと回っている

発作の間隔は週に1回程度から年数回程度までとさまざまです。

病名は広く知られていますが、発症の頻度は良性発作性頭位めまい症(BPPV)よりも低い病気で、30代~40代の働き盛り、また最近では社会状況の変化により高齢の男性にも発症が多くなっているといわれています。

メニエール病が起こる原因は?

メニエール病は内耳の中に「内リンパ水腫(水ぶくれ)」ができることによって症状がおこります。根本的な原因は現在のところ不明ですが、めまいを悪化させたり誘発させたりする誘因として、ストレスや睡眠不足、過労が考えられています。

特にストレスは水腫を大きくしてしまう可能性もあり、内耳の水ぶくれを取る薬だけに頼っていても症状が改善しないこともあります。また内耳の水ぶくれにより耳石が剥がれやすくなることで、それに関連して良性発作性頭位変換性めまい症(BPPV)を起こすことも考えられます。

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