交通事故や転倒、高所からの転落などにより脊椎を損傷したときには、速やかに損傷の程度や部位に応じた治療を受けることになります。体の大黒柱ともいわれる脊椎の骨折と聞くと、大手術や長期入院を要するのではないかと不安に思われる方も多いかもしれません。しかし、手術をするか否かは患者さんそれぞれの状況に応じて異なり、比較的早く元の生活・仕事に復帰できる患者さんも多いと、国際医療福祉大学三田病院・脊椎脊髄センター副センター長の朝本俊司先生はおっしゃいます。この記事では、脊椎損傷の治療法選択と退院後の生活についてお伺いしました。
また、損傷の程度によっても手術を行う必要性の有無はわかれます。たとえば頚椎の骨折だけをみても、「ハングマン骨折(上方部の骨折)」や「ジェファーソン骨折(環椎破裂骨折)」と呼ばれる独特の骨折の仕方や、第1頚椎もしくは第2頚椎のみの骨折の場合は、装具を用いた固定により、手術せずとも自然と骨癒合することがあります。
ただし、程度や折れ方のパターン、患者さん一人ひとりの事情により治療法は変わるため、「この部分の骨折の治療法はこれである」と一概にいうことはできません。全例において、患者さんの様子をよくみたうえで治療法を決めていきます。
治療法を選択するにあたり、患者さんの持つバックグラウンドも考慮に入れる必要があります。若い患者さんで早く仕事に復帰せねばならないという事情をお持ちの方であれば、治りの早い手術を選択します。特に、アスリートの方は可能な限り早く競技に復帰できることが理想ですから、症状をみて最も早くリハビリに入れるような治療法を選択しています。
逆に、全身麻酔のリスクが高い高齢者の方であれば、ブレースなどの装具を使った固定法を選択します。ケースにより差はありますが、骨折した骨同士が癒合するまでにかかる期間は約3か月です。
病気や怪我の治癒のために、ベッドに体を横たえて安静にすることを「安静臥床」といいます。安静臥床の必要性の有無や期間も、損傷した部位や骨折のパターンなどにより一人ひとり異なります。
しばらく(短期間)安静臥床することが望ましい例もありますし、長期的な安静臥床を余儀なくされることがあらかじめ予想できる場合は、長期臥床によるリスクを回避するために早い段階で手術を行うこともあります。
脊椎が骨折もしくは脱臼してしまっただけで脊髄損傷などを合併していない場合、ほとんどの患者さんは受傷前に近い状態まで回復され、退院後は以前と変わらぬ生活をされています。建設現場での作業中に転落してしまったという患者さんも一定数いますが、そのように体を使う職に就かれている方の中にも、退院後同じ職場に復帰して健康的に働かれている方は多数いらっしゃいます。
しばしば“首の骨を骨折すると死んでしまう”という言葉を耳にすることもありますが、これは記事5「脊椎損傷に伴う合併症-脊髄損傷や慢性疼痛」で解説する脊髄神経の損傷によるもので、骨折のみによって死に至ることはほぼありません。
ですから、脊髄損傷など合併症のない脊椎損傷であれば、基本的に治るものであると希望を持っていただいてよいでしょう。
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事故による腰椎圧迫骨折
一年前に事故で腰椎圧迫骨折して入院して、三ヶ月入院して退院してからは、近くの整形外科でリハビリと電気治療を10ヶ月程したのですが全然、痛みも引かずに治りそうに無いので違う病院に行ったら、MRIを取って来る様に言われ撮ると、普通は、骨は真っ黒に写っているが圧迫骨折した骨は、白く写っていて先生も、おかしいと言うだけで、根本的な治療方針を言うてくれずに、とりあえずリハビリして言うけど…それでは前の整形外科と同じと思って、この先は…どうすれば治るのか分からない。総合病院で診てもらうか、それとももう一度違う脊椎専門の整形外科に行く方がいいか分からない。
痛みがありにも出来ません
腰が痛み 3年まえから 痛みがり手術はできない 痛みがあるので 歩くと痛みがあり大変見たいです
頚椎症とは治るのでしょうか
半年くらい前から首の痛みをかかえている家族が病院に行ったところ、頚椎症と診断されました。 首の骨が2箇所潰れていると言われ 理学療法士によるリハビリと 病院で電気?をあてる治療をするとのことです。 原因や治るのかどうかがあやふやなのですが、 潰れてしまった首の骨はリハビリで元に戻ることはあるのでしょうか? なお、一回目の診察時に電気を当てたところ痛みは軽減されたそうです。
二度目の放射線治療で心配なこと
肺がんで放射線治療を連続5回やることになりましたが、土日をまたぐと二日途切れますが、間をあけても問題ありませんか。素人考えでは集中治療の効果がそがれると思うのですが、気にするほどのことではないですか。主治医と会うのは治療計画を聞く日で大分先になるため、その前に通常どうなのかを知りたく質問しました。待つ時間が長いと色んなことが気になって困ります。あと放射線は二度目で線量も累積されるかもしれないため(前回は障害副作用何もなし)治療中の障害として、肋骨の骨折、晩期の副作用として肺臓炎や脊髄の損傷があるそうですが、まれとのことと言われますがかなり覚悟しておいた方がよいですかね。覚悟が決まらなくてすいません。
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