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インタビュー

介護保険制度とは?〜介護福祉士の想いを込めて〜

朝倉 太郎 先生

鶴間かねしろ内科クリニック 院長

朝倉 太郎 先生

日本の社会保障制度の一つである「介護保険制度」。誰もが名前を聞きながらも、その内容や実態については詳しく知らない、また家族や自身が制度を利用するようになるまで知らなかった、という方も多いのではないかと思います。この記事では日本の「介護保険制度」について、そして介護福祉士として活躍中の朝倉治郎さんの介護・介護保険についての想いをご紹介させていただけます。

介護保険制度とは、日本の社会保障制度の一つであり、その名の通り「保険」です。保険というものは、公的なもの・民間のもの問わず偶然発生する事故に備えて、みんなで保険料を出し合い積み立て、その資金によって事故が発生した方に金銭やサービスを給付する制度です。介護保険でいうと要支援・要介護状態となった際に、みんなで出した保険料から、介護サービスを給付することになります。40歳になると、被保険者として介護保険に加入します。65歳以上になると、保険者である市区町村が実施する要介護認定において介護が必要と認定された際に、サービスを受けることができます。(40歳から64歳までの人は、介護保険の対象と定められた特定疾病により介護が必要と認定された際に、介護サービスを受けることが可能です。)

要介護状態となり「介護」サービスを実際に利用する方も保険料を納め、原則として利用サービスの1割を支払います。給付は状態に見合う(介護度)必要な分しか行われていないません。

「介護」という言葉を聞くと皆さんはどのように感じるでしょうか。「自分には関係ない」「お年寄りの事でしょ」「そろそろ親に必要かな」人によって様々な印象を受けることでしょう。元気に暮らしている自分には関係の無い話と考えるかもしれません。

介護が必要な状態というのは誰も望まない状態です。また「介護」と聞くと、「キツイ」「汚い」「大変そう」とネガティブなイメージが浸透しています。在宅介護に老老介護、介護士の離職率問題など社会問題として語られることも少なくありあせん。

では「介護」とは何でしょうか。お世話・お手伝い・助けるといったイメージがあるのなら、それは介護というサービスを提供する側の都合でしかないのかもしれません。介護は福祉の一端を担うわけですが、「福祉」というものはその言葉を構成する「福」も「祉」も「幸せ」といった意味なのです。人が幸せになる手段は様々ありますが、その中の一つの手段が「介護」であると言えます。今よりも幸せになるために食事介助をしてもらう、今よりも幸せになるために家の掃除をしてもらう、今よりも幸せになるために同じくらいの年齢の人が集まる所に通う。もしこれらのサービスで、今よりも不幸になるのであれば、それは「介護」ではありません。自分で食べたいのに食事を口まで運ばれる。少し散らかっているくらいが過ごしやすいのに整理整頓される。人がたくさんいる所には行きたくないのに連れていかれる。なんだかすごく嫌ですし、幸せの香りが一切しないですね。「介護」を一言で表すならば、「幸せになる為の一つの手段」と言えるのではないでしょうか。

 

自分も負担している保険料の中から、介護サービスは使うものであり、幸せになるために使えるものです。より長く元気でいたいという思いは皆さん共通の思いです。自分や家族の為にもまずは元気でいましょう。そして介護が必要になった際には、介護保険を利用して専門家からのサービスを受けながら、機能を維持・向上し楽しく幸せな毎日を送れるといいですね。

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