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肩の痛みの原因とは――症状の種類・考えられる病気・対処法について

肩の痛みの原因とは――症状の種類・考えられる病気・対処法について
鈴木 一秀 先生

麻生総合病院 スポーツ整形外科、東日本整形災害外科学会 会員

鈴木 一秀 先生

目次
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この記事の最終更新は2017年01月14日です。

誰もが一度は経験したことのある“肩の痛み”。自然と痛みがなくなることが多いので、医療機関を受診しない方も多いのではないでしょうか。しかし、肩の痛みをそのまま放置すると次第に悪化し、最終的には大きな手術が必要となることもあります。

自然に消えることもあれば、手術に至ることもある肩の痛みですが、どのタイミングで受診し、どのように対処すればよいのでしょうか? 肩痛治療を専門とする麻生総合病院 スポーツ整形外科部長 鈴木一秀先生に“肩の痛み”について解説いただきました。

肩の痛み

肩に痛みを感じたとき、皆さんはどのように対処するでしょうか。肩痛として有名な症状といえば四十肩・五十肩です。四十肩・五十肩は、多くの方に発症しますが、ほとんどの場合、1年で自然と治ってしまいます。そのため四十肩・五十肩で医療機関を受診する患者さんはそれほど多くありません。

四十肩・五十肩に限らず、慢性的な肩の痛みは「放っておけば治るだろう」「その歳になったから痛くなったんだ」と勝手に判断し、何も対処しない患者さんが多いです。

肩の痛みは、そのまま自然に治癒するものも多くありますが、対処を間違えて放置してしまうと後に大きな手術が必要になってしまうほど悪化するケースもあります。

たとえば四十肩・五十肩は、場合によって“腱板(けんばん)断裂”になっていることがあります。四十肩・五十肩は肩関節周囲が炎症を起こすだけですが、腱板断裂では肩甲骨と上腕骨をつなぐ筋肉(腱板)が切れてしまいます。

四十肩・五十肩と腱板断裂は症状が似ているため、患者さん自身では気付けないケースが多いのです。腱板断裂は放っておくと断裂部分が広がり、最終的には大きな手術が必要になる可能性があります。肩の痛みが長引くときは、一度医療機関を受診するとよいでしょう。

また、ビリビリとした痛みを感じるときも注意が必要です。このような痛みを感じるときには“神経痛”の可能性があります。神経痛は、筋肉痛と間違えられることもありますが、治療せずに悪化させると、腕がしびれたり、思うように動かなくなる可能性があるため注意が必要です。

肩に痛みを感じる場合、肩の筋肉や関節の異常に違いないと思われる方が多いと思いますが、肩以外に原因があることがあります。

たとえば、心筋梗塞肺がん、胃腸障害といった内臓の病気を抱えているときにも、肩に痛みを感じることがあります。また更年期障害によるホルモンバランスの崩れや、精神的ストレスを抱えている場合にも、肩に痛みが生じることがあります。最近では、糖尿病を発症していると四十肩・五十肩になりやすいことが指摘されています。このように、肩以外の部位によって肩に痛みを引き起こしている場合もあります。

“痛み”は体の危険を知らせるサインです。しかし、一般の方には痛みの原因を判断することは困難です。痛みが2週間~1か月ぐらい続くようであれば、何か大きな原因がある可能性が高いと考えるほうがよいでしょう。

前述のとおり、肩の痛みの原因はさまざまです。確かに放っておいても治る肩の痛みもあります。しかし、たとえ痛みが治まっても、肩が上がらないという事態につながることもあります。「歳のせいだから」と肩の痛みを受け入れるのではなく、正しい判断をしてもらい、今後安心して生活するためにも医療機関を受診することをおすすめします。

特に、じっとしていても痛い、激痛である、刺すように痛むといったときには、肩関節以外の病気も考えられるので、早期の受診をおすすめします。

診療をしていると、患者さんが「背中が痛い」と指し示す場所が、医師から見ると“肩”であることがあります。また反対に患者さんが「肩が痛い」と指し示す場所が、正確には“首”であることがあります。人によって肩の範囲は漠然としており、とらえ方は人それぞれです。では医学的な観点から“肩”はどこからどこまでを指すのでしょうか。

肩の構造

肩は上の図のような構造をしています。

前側に“鎖骨”、後ろ側に“肩甲骨”があり、この肩甲骨には、上腕骨の頭(上腕骨頭)が収まる部分があります。ここは“関節窩(かんせつか)”と呼ばれ、関節面には軟骨があり、腕の動きをスムーズにするのに役立っています。

このように骨格から見ると、肩は鎖骨・肩甲骨、上腕骨頭までを含み、かなり広範囲な部分を指すことが分かります。

膝・肘では、曲げ伸ばしといった簡単な運動をします。しかし肩では、上げる・下げる・回すなど複雑な動きが求められます。そのため肩は関節の受け皿が小さい、動かしやすい構造になっています。

しかし、このような構造をとることで“骨性には不安定で、脱臼しやすい”というデメリットも生じます。受け皿が小さいので、骨同士が接する部分は非常に小さく、受け皿から上腕骨頭がずれやすい構造になっています。このことが肩の“不安定さ”を生み出しています。

前述のように肩の構造は非常に不安定です。この弱点を補うため、インナーマッスル(腱板)・関節包や靱帯(じんたい)関節唇(かんせつしん)といったさまざまな軟部組織があり、肩を支えています。

肩関節の構造

 

回旋筋腱板

インナーマッスル(腱板)

肩関節の不安定な構造を補うために大きな役割を果たしている組織が、インナーマッスル(腱板)と呼ばれる4つの深層筋です。それぞれ“棘上筋(きょくじょうきん)””棘下筋(きょくかきん)”“小円筋”“肩甲下筋”と呼ばれ、関節を4方向から支えています。

インナーマッスルをうまく収縮・連動させ、上腕骨頭を関節の受け皿にしっかりと押し当てることで、肩の支点を作ることができます。このインナーマッスルは、肩関節を安定させるうえでとても重要な役割を果たしています。

関節包

インナーマッスルと上腕骨頭の間には“関節包”と呼ばれる袋状の軟部組織があります。この袋は一部、靱帯状となって補強されています。このような関節を包み込む靱帯があることで、関節がより安定しています。

関節窩・関節唇

関節窩と呼ばれる受け皿で骨同士が組み合わさりますが、関節窩のふちには“関節唇”という線維性の軟骨が付いており、関節の安定性を向上させています。

ひと口に肩の痛みといっても、さまざまな症状があります。下記に代表的な肩の痛みの種類をまとめました。

・筋肉の持続的な緊張

   肩こり……肩~背中にある筋肉(僧帽筋(そうぼうきん))が緊張することで生じるこわばりや痛み

・関節周囲の炎症

   四十肩・五十肩……肩関節の周りにある軟部組織が炎症を起こした状態

・関節周囲の筋肉損傷

   筋肉痛……運動によって傷ついた筋線維が修復するときに生じる痛み

          (運動後に蓄積される乳酸が原因という説もある)

   腱板断裂……肩関節の周りにある筋肉(腱板)が切れた状態

・肩関節のずれ

   脱臼……肩の関節の受け皿から、上腕骨頭が外れてしまっている状態

・骨の損傷

   骨折……骨が折れる、または剥離・粉砕した状態

・神経の炎症や損傷

   神経痛……肩に通っている神経が炎症を起こしたり傷ついたりすることで、痛みやしびれを感じる状態

一般的に、初期の肩こり、筋肉痛の場合は、病院を受診する必要はありません。しかし、痛みの原因を誤って判断してしまうと、正しい対処ができず、症状を悪化させる可能性があります。2週間~1か月程度様子を見ても症状が改善しない場合には、医師へ相談するとよいでしょう。

外傷などによる急激な痛みがある場合には、発症時に医療機関を受診しましょう。受診時には発症したときの状況を医師などにしっかり伝えられるとよいでしょう。

腱板断裂や神経痛、四十肩・五十肩の可能性がある場合も、発症したタイミングが分かれば、そのときに医療機関を受診しましょう。しかし腱板は気が付かない間に切れていることがあり、神経痛や四十肩・五十肩は日々の肩の使い方で発症することがあります。発症タイミングに心当たりがない場合には、肩の症状の長引き具合を見て、医療機関を受診しましょう。

『体の痛みは危険のサイン! 放っておいてはいけない肩痛』でも解説したとおり、肩の痛みは医療機関に受診すべきなのか、様子を見ておけばいいのか自分で判断することはとても難しく、結果、受診が必要な症状にもかかわらず受診せずに見過ごされてしまうケースも多く見受けられます。

そこで、ご自身が抱える痛みの重症度を簡単に診断できるフローチャートを作成しました。症状が重症化する前に、まずは簡易的に診断をしてみましょう。

肩の痛みを診断するためのフローチャート

このタイプは“予備軍タイプ”

現時点では問題ありませんが、今のような生活や姿勢を続けていると、やがて肩痛に悩まされる可能性があります。特に肩凝りがひどい、肩をスムーズに動かしづらい、痛みはないけれど肩に違和感がある、といった症状は肩痛の“前兆”なので要注意です。

対処法

自覚症状がなくても、普段から姿勢が悪い、たとえば日常的にパソコンやスマホをよく使っている、台所仕事や掃除機をかけるなどの家事全般や読書など、前傾姿勢になりやすい動作を長時間続けるといった方は、気付かないうちに肩に負担をかけています。こうした日常生活動作や姿勢・肩の使い方は、無意識に行っているので、意識して改善しないといずれは肩にトラブルが生じます。日ごろの肩の使い方を見直しましょう。

また、入浴時に、シャワーだけで済ませてしまう方も注意が必要です。血のめぐりが悪いと肩凝りだけでなく、筋肉の緊張が解けにくくなり、肩のこわばりの引き金にもなります。

タイプ1に該当する方は、なるべく肩に負担をかけないよう日常生活動作を見直して改善するとともに、湯船に浸かる、ストレッチを行うなどで、血行をよくしておくことが大切です。

このタイプは“四十肩・五十肩 急性期・亜急性期タイプ”

このタイプの方は、肩に炎症を起こしており、実際に痛みが現れているので、四十肩・五十肩になっているといえます。対処法を間違えると痛みを長引かせ、痛みが取れた後も肩の関節が硬くなったせいで動きが制限されることがあります。

急性期・亜急性期の症状

四十肩・五十肩は“急性期”“亜急性期”“慢性期”の3段階に分けられます。そのうちの急性期・亜急性期が重要度★★に分類されます。

急性期は、炎症が起こったばかりで痛みが激しく、肩を動かすことができません。それに加えて安静にしていても痛みがあります。

亜急性期は、急性期が過ぎ、痛みが和らいできた時期です。組織の修復が始まってきますので、じっとしていると痛みはありませんが、肩や腕を動かすときに痛みが生じます。

対処法

急性期には安静にすることが大切です。このときに無理に肩を動かすと、炎症を起こしている筋肉にさらに負担をかけるため、症状の回復が遅れてしまいます。

亜急性期では、引き続き肩に無理な負担をかけないようにするとともに、リハビリテーションをすることも重要です。適切なリハビリを行うことで、スムーズに次の慢性期へ移り、早く肩を治すことにつながります。

慢性期に移行する前に正しい治療を行うことが、癒着(ゆちゃく)や、拘縮(こうしゅく)の予防につながります。自分で判断し、間違って対処するといった事態を避けるためにも、この段階で医療機関を受診することをおすすめします。

このタイプは“四十肩・五十肩の慢性期タイプ”

このタイプの方は、四十肩・五十肩が治りつつある時期(四十肩・五十肩の慢性期)といえます。炎症が治まり痛みはほとんどなくなっていますが、それまで痛みをかばって肩を動かさずにいたことで肩関節周辺の筋肉などが硬くなり、動かしにくくなっています。

日常生活で困ることは少ないものの、大きく手を動かしづらい、腕を高く上げづらい、上着の着脱がしづらい、腕を後ろに回せないといった状態になります。

対処法

このタイプは動きにくくなっている肩を、積極的に動かしていくことが大切です。

・動かしづらいからといって動かさない

・つらい痛みが取れたことで安心して、その後のケアを怠る

といった生活を送ると肩周囲の筋肉も硬くなり、完全に肩が硬くなって動かなくなってしまいます。

また、痛みがあると猫背になるなど無意識に痛みの出ない楽な姿勢になりやすいですが、その姿勢に慣れてしまうと他の障害が出てくるので注意が必要です。

回復までの経過

固まってしまった筋肉(関節包)を改善させるリハビリと、インナーマッスルやアウターマッスルを柔らかくする運動の両方が必要ですが、これは自己判断で行えることではありません。

間違ったトレーニングを行った結果、症状を悪化させ、最悪、腱板が切れてしまうこともあります。専門家による正しいリハビリやストレッチ法の指導を受けることが大切です。

また、痛みが持続的に続いているときには、四十肩・五十肩ではない可能性もあります。この場合も医療機関を受診してMRI検査を受けたほうがよいでしょう。

このタイプは“腱板断裂が疑われるタイプ”

このタイプは腱板断裂が疑われる方です。四十肩・五十肩のような肩の動きが大きく制限される症状とは異なり、腕の上げ下ろしのときに痛みが出る、痛みのある腕をもう片方の腕で持ち上げることが痛くてできないというのが特徴です。

対処法

直ちに医療機関を受診してMRI検査を受けましょう。

このタイプの中には、すでに病院を受診し、四十肩・五十肩と診断され、長期のリハビリを受けている方もいらっしゃいます。しかし、1年以上経っても症状が改善しない、あるいは痛みが取れないときは、四十肩・五十肩でない可能性が高く、腱板断裂を含めた別の病態も疑われるので、肩の専門医に診てもらうことをおすすめします。

腱板が切れているからといって必ずしも手術をするということではありません。しかし、腱板断裂に気付かず、そのまま肩を使っていることで症状が進行し、結果的に大きな手術が必要になる場合があります。そうならないためにも、早期に発見し、専門医による適切な治療とリハビリを受けることが大切です。

このタイプは“外傷によるきっかけで腱板断裂が疑われるタイプ”

このタイプの方は、タイプ4と同じ症状で腱板断裂の疑いがあります。フローチャートの回答から、けがをした、転んだなど、本人が自覚するアクシデントが原因になっていると考えられます。このケースは年齢に関係なく、若くても激しいスポーツや、重労働をされている方で特に起こりやすいです。

対処法

外傷があった時点ですぐに医療機関を受診することをおすすめします。事故やけがの場合は患者さんが危機感を持って受診しますが、スポーツや仕事中に起こった外傷は「大したことない」と決め込んで、市販の鎮痛薬や湿布薬を使って様子を見ている方もいらっしゃいます。症状が治まれば問題はありませんが、2週間~1か月経過を見て、それでも肩が上がらない、痛みが取れないという場合は受診したほうがよいでしょう。

その際、X線(レントゲン)検査で骨折脱臼などの異常が見られなくても、油断は禁物です。時には腱板が切れていることや、過去に鎖骨などを骨折していて、それが治ったことで腕が上がらなくなっているということもあります。

“外傷=腱板断裂”というわけではありませんが、どのような状態であるかは検査してみないと分かりません。腱板断裂の場合、状態によって治療法が異なるので、悪化させないように早い時期に専門医に診てもらうとよいでしょう。

鈴木先生

当院には年間で約1,200名の肩の痛みを訴える患者さんが受診されます。そのうちの1割は肩の痛みの中でも重症な疾患といえる“腱板断裂”です。

腱板が切れるという重い症状にもかかわらず、当院には腱板断裂になってから2年以上も経っているという患者さんが多く来院します。なかには大きな手術をしなければならないケースもあり、「もっと早く来ていただけていたら……」と思うことも多々あります。しかし、このような重症の患者さんの中には、すでに医療機関を受診されていた患者さんもいらっしゃるのです。

なぜ重症にもかかわらず、適切な治療が行われていないケースがあるのでしょうか。この理由は、先ほどお伝えした“肩関節構造の複雑さ”が原因の1つになっています。

動きが複雑であるがゆえに肩関節分野の研究はそれほど進んでおらず、肩関節にはまだまだ謎が残されています。

現に、四十肩・五十肩になる本当のメカニズムや、自然に治ってしまうメカニズムも実はまだ解明されていません。逆説的に考えると、肩関節は常に研究され続けている領域だといえます。つまり、肩関節を専門的に診ていない医師の場合、

・正確な診断に至らない

・効果的な治療がなされない

といったケースが生じてしまうのです。

整形外科医はより専門性の高い治療を行っていくために、肩関節の専門医、腰痛の専門医、膝痛の専門医、関節リウマチの専門医などに分かれています。その中で肩関節の専門医である日本肩関節学会に所属している肩関節の専門医は、2017年1月時点で全国に約1,600人と非常に数が少ないのです。それほど肩の治療は難しく、専門性の高い分野だといえるでしょう。

肩痛になやむ患者さん

ご存じのように日本は高齢化社会が進んでいる最中です。今後、四十肩・五十肩に罹患する患者さんは増えていくでしょう。またジムに通う習慣が広まったおかげもあり、60~70歳代でも活発に運動される方が多くなっています。もしかすると、80歳までスポーツを続けるのが当たり前、という時代になるかもしれません。

そのような時代が訪れたとき、いかにして健康な状態を維持し、いかに生活しやすく生涯を送ってもらえるかが重要視されていくと思います。そのため、これからはより肩を大切にして生活を送り、肩痛の予防にもっと力を入れていく必要があると思います。

また、近年、四十肩・五十肩と同じ症状を、二十歳代・三十歳代の患者さんが訴えることが増えています。なかには小学生や中学生でも痛みを訴える患者さんがいらっしゃいます。つまり四十肩・五十肩が若年化しているのです。これは、スマホやパソコン、ゲームの普及が大きな原因になっていると考えられています。

肩の痛みを予防するうえで重要なことは、スポーツをしない、大きな動きをしない、ということではありません。日々の姿勢や、日常生活における体の使い方などに注意して、体に歪んだ負担をかけないことが重要なのです。

肩は体の下部からの影響を受けやすい部分だと考えられています。たとえば背筋が曲がったままでは腕は十分に上げられません。その状態で無理やり肩を上げようとすると、肩に過剰な負担がかかり、損傷してしまいます。このような姿勢や体の使い方が癖になると、体に歪んだ負担がかかる状態が続いてしまいます。

日々、正しい姿勢を保ち、体に無理のかかる使い方をしないよう気を付ければ、肩のけがを未然に防いでいけるのです。

注射をする、手術をするなど肩の痛みを治療する方法はありますが、痛みが治っても、同じような肩の使い方を続けると、また肩を壊してしまう可能性があります。肩を大切にしていくには、その原因の改善を、全身から考えていかなければなりません。今後は肩の痛みを抱える方がさらに増えてくると考えられるからこそ、肩の使い方を見直すことが、これからの肩痛治療で重要視されることになっていくと思います。

【参考書籍】

肩に痛みを感じたら読む本

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