院長インタビュー

家族をケアする気持ちで医療を提供したい-潤和会記念病院の取り組み

家族をケアする気持ちで医療を提供したい-潤和会記念病院の取り組み
岩村 威志 先生

岩村 威志 先生

目次
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宮崎県宮崎市にある潤和会記念病院は、1947年に開設された病院です。開院当初は、大野病院として延岡市のみで診療を行っていましたが、1964年に医療法人白水会宮崎温泉病院を宮崎市に開設、1973年に宮崎温泉病院を法人に吸収し、1980年に2つの病院(潤和会記念病院と宮崎温泉病院)に分割するかたちとなりました。その後、2004年に再統合し現在の潤和会記念病院となっています。

2018年8月現在は446床の規模となり、地域の医療機関と連携しながら幅広い医療を提供しています。潤和会記念病院で行っている取り組みについて、院長である岩村 威志先生にお話を伺いました。

病院外観 潤和会記念病院ご提供

潤和会記念病院は、リハビリテーションを中心に、急性期から回復期、緩和ケア医療まで幅広く対応するケアミックス型の病院です。地域の患者さんが同じ場所で、一貫した医療が受けられることが強みとなっています。

もともと整形外科病院としてスタートした当院は、伝統的にリハビリテーションが強みとなっています。

リハビリが必須な分野であるため、現在は脳卒中の診療も積極的に行っています。365日リハビリが提供できる体制を整えており、発症後早期から介入することが可能です。急性期の治療から回復期、その後の在宅医療まで、継続して医療を受けられます。

当院の外科では、上部・下部消化管の鏡視下手術に力を入れています。

特に多く扱っている疾患は、大腸がん胃がんです。患者さんにできるだけ負担の少ない治療ができるよう、努めています。

当院では、手術療法以外のがん診療も積極的に行っています。2008年にがん治療センターを開設し、高精度定位放射線治療装置も導入しました。2018年4月には泌尿器科の医師も着任したので、前立腺がんに対する治療にも多く使われるようになっています。

当院では、緩和ケア病棟も備えて、がんを患って最初の治療から終末期のケアまで、患者さんが住み慣れた地域で過ごせるようサポートしています。

病室の様子 潤和会記念病院 ご提供

当院では、患者相談室と地域連携室を統合した患者支援室を設け、患者さんやご家族からの相談への対応や地域包括ケアの推進を図っています。入院から退院まで、それぞれの患者さんの状況に応じてスムーズに対応できるように努めています。地域の先生方と協力しながら、今後さらに連携を強めていく予定です。

患者さんに向けては、年に4回広報紙を発行しているほか、年に2回の健康フェアと地域の夏祭りを主催しています。当院のスタッフによる健康相談コーナーも開設し、地域の方と交流する場を設けています。

また、年に数回、ロビーコンサートとして、ピアニストの方を招いたり、地域のコーラス部の方や保育園児の歌などを披露したりしています。外部からいらっしゃる方も多く、入院患者さんにも好評です。

もっとも大きな課題は、人手不足です。余裕を持って働くにはもう少し人員が必要だと思っています。

また、近年では看護師や薬剤師、ソーシャルワーカーなど、コメディカルの人数も不足している現状があります。退職される職員の人数は決して多くないのですが、入職者が少なくないため、今後はどのように人員を確保していくか対策を立てる必要があると考えています。

今後は、当院の強みである外科系医療を中心に伸ばしていきたいと考えています。そのためには、支えとなる内科系の医師の存在も重要です。どこかひとつの分野だけを伸ばしていくのではなく、全体的に底上げしていかなければなりません。

具体的な取り組みとしては、ストロークケアユニット(SCU)を開設する予定になっています。SCUとは、脳卒中の治療を専門に行う病棟のことです。2018年度内の施設基準の取得を目指して、計画を進めています。

当院では、医師一人ひとりがやりたい医療を実施できるように、設備投資などのハード面と人材などのソフト面の両方を整えるように努めています。そうした投資によって、医師がよりよい医療を提供する下支えができればと考えています。

医師の方々には、ぜひ自分自身の家族を診るような気持ちで患者さんを診療してほしいです。そうした心構えを持って患者さんに向き合える医師に、ぜひ来てほしいと思います。

当院のスタッフは皆、家族をケアするような気持ちで患者さんに接しています。医療技術はもちろんですが、公平に愛情を持って患者さんに接することが大事だと考えています。

よりよい医療と、家族と接しているような親しみのある医療を提供できる環境をつくれるように、今後も職員一同努力して参ります。

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