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密着!学術集会初参加の若手看護師の1日―受付から聴講まで

密着!学術集会初参加の若手看護師の1日―受付から聴講まで
橋本 悟 先生

京都府立医科大学 集中治療部

橋本 悟 先生

目次
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第46回日本集中治療医学会学術集会は、若手のスタッフからベテランの医師まで幅広い職種・世代の方が参加し、盛況のうちに幕を閉じました。記事1『初めての学術集会参加―若手看護師の場合』では、今回が学術集会初参加となる松本愛菜さんに、感想やご自身の思いをお話しいただきました。引き続き記事2では、実際に学術集会に参加される松本さんの様子をレポートします。

私は今回、初めて学術集会に参加しました。

第46回日本集中治療医学会学術集会のホームページはこちら

学術集会に参加しようと思ったきっかけは、ICU・CCU看護教育セミナーを受講したことです。そこでお会いした先輩に背中を押していただき、今回参加することを決心できました。学術集会への参加はハードルが高いと感じていたのですが、先輩方に具体的な参加の方法や手順などを教えていただきました。

また、学術集会のホームページには、丁寧に参加方法や交通案内が記載されていたので、ホームページも参考にしました。

事前参加登録をしておいたので受付はスムーズでした。参加証を首にかけて、いよいよ会場に入ります。

当日参加受付手続きをする場合は、所定用紙に必要事項を記入します。

学術集会のプログラムを確認して、参加を希望するランチョンセミナーを決めました。

チケットは先着順です。先輩にチケット発行の流れを教えていただき、無事に取得できました。

学術集会ではさまざまなセミナーが開催されており、自分の聴きたいセミナーを選択して聴講することができます。発表後には闊達な意見交換がされていて、聴いているだけでも勉強になりました。

一番印象に残ったセミナーは、ジョイントシンポジウム4の「重症熱傷の集中治療」です。

当院には熱傷患者さんも多く来ますが、看護に苦手意識があったため、熱傷患者さんに対する治療は今どのように考えられているのかを学びたいと思い参加しました。特にグリコカリックスは以前から感染に対して重要視されていることは知っていましたが、熱傷患者さんに対してもやはり重要なのだと改めて認識できました。この学びを今後の看護に活かしていきたいと思っています。

企業ブースの近くには、さまざまな研究発表のポスターが掲示されていました。多くのポスター発表を読むことで、日頃気になっている疑問や悩みなどを解消するためのヒントを得ることができました。

企業ブースには、日常のケアに活かせる製品がたくさんありました。説明を聞くだけではなく、実際に機械操作を体験することもできました。

カタログやサンプルをいただけたので、私の所属する病院でも情報共有できないか相談しようと思います。

図書販売コーナーには、看護の勉強になりそうな本が各種取りそろえられていました。宅配サービスがあるので、遠方から参加した方でも荷物の心配はありません。

歩き疲れたので、カフェコーナーで少し休憩をとりました。

コーヒーを飲みながら抄録を確認し、次はどのセミナーを聴きに行くか先輩と一緒に考えました。

学術集会はもっと固い感じだと想像していましたが、思ったよりも緊張せずに参加できました。でも、自分が発表する立場となれば、緊張しただろうと思います。企業展示はとても面白く、新しい商品や、見たこともない便利なデバイスがありました。実際に見たり企業の方に説明を受けたりすることで大変勉強になり、多くの便利なデバイスや、安全なデバイスがあることを知ることができました。自分の施設に帰って、仲間にも教えてあげたいと思いました。また、企業ブースでボールペンなどのノベルティグッズをいただけたことも嬉しかったです。

ポスター発表、ランチョンセミナーのほか、初めて同時通訳のセッションにも参加しました。聴きたいセッションなどが多々ありましたが、時間帯が重複している場合もあり、どの会場に行こうか迷いました。ライブ配信や後日のオンデマンド配信もあるので、今後はより効率的に会場を回れるよう計画を立てたいと思います。

今回は予定が合わず1人での参加となりましたが、今度は仲間と一緒に参加したいと思います。参加費や旅費などはそれなりにかかりましたが、学ぶものが多く、自分のためになる機会だったと思います。3日間、とても充実した時間を過ごせました。

ありがとうございました。

※松本さんの思いは記事1「初めての学術集会参加―若手看護師の場合」で詳しくご紹介しています。

 

第46回日本集中治療医学会学術集会については下記の記事も併せてご覧ください。

会長インタビュー「第46回日本集中治療医学会学術集会を終えて」

日本集中治療医学会学術集会レポート「会長講演と優秀論文賞講演・表彰式」

日本集中治療医学会学術集会広報委員会企画「臨床工学技士座談会―多職種連携としての学術集会のあり方」

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