疾患啓発(スポンサード)

婦人科形成の治療とは? 期待できる効果や注意点について解説

婦人科形成の治療とは? 期待できる効果や注意点について解説
藤﨑 章子 先生

医療法人社団有恒会 オザキクリニック 新宿院 医師

藤﨑 章子 先生

目次
項目をクリックすると該当箇所へジャンプします。

近年、デリケートゾーンのお悩みを解決しようと婦人科形成の治療を受ける女性が増えています。オザキクリニック 新宿院で婦人科形成の治療に携わる藤﨑 章子(ふじさき あきこ)先生は、メリットだけでなくデメリットやリスクについても十分に理解・納得をしたうえで施術を受けることが重要といいます。

今回は、婦人科形成の治療に期待できる効果や起こり得るリスク、注意点などについて解説していただきました。

近年、VIO脱毛(デリケートゾーンの脱毛)が一般に浸透してきています。それに伴い、日常的にご自身の外陰部を直接目にするようになり、小陰唇、大陰唇の形や大きさなど見た目を気にされる方が増えているようです。また、性生活に関する悩みを抱える方も少なくありません。これらの悩みの解決を目指すことができる、婦人科形成の主な施術内容をご紹介します。

小陰唇縮小術は、小陰唇の余剰部分を切除した後に縫い合わせ小陰唇を小さくする手術です。主に、小陰唇が大きい、あるいは左右差がある場合などに行います。

MN作成

当院では、事前に撮影した外陰部の写真などを見ながら、ご本人と相談して切除する部分を決定しています。手術前に1度受診いただき、診察や血液検査、術後の経過を確認できるように手術部位の撮影などを行います。小陰唇縮小術は日帰りで受けることができ、当院における手術の所要時間は1時間~1時間半程です*。大陰唇縮小術と併せて施術する場合はプラス1時間程度かかります。

手術は基本的に静脈麻酔で行います。なお、術後は麻酔が覚めるまでリカバリー室で1~2時間程お休みいただきます。

*麻酔や術後の休息にかかる時間を除く。

期待できる効果・リスク

小陰唇縮小術によって、見た目がすっきり整う効果が期待できます。自転車に乗ったときの外陰部の圧迫感、性交時の巻き込みといったお悩みも改善に向かうでしょう。また、当院では縫合に極細の糸を使用しており、キズあとが目立ちにくい点が特徴だと思います。

ただし、個人差があるものの術後しばらくは痛みや腫れがあります。痛み止めの薬を処方し、ご自身の状態に合わせて服用いただきます。また、感覚が鈍くなったり、出血や感染が生じたりする可能性があります。キズがふさがるまで1週間程度は性交を控えたほうがよいでしょう。

費用の目安

自由診療となり、当院における費用は200,000~400,000円(税込)ほどです*

*麻酔の費用を含む。また、費用を抑えたモニター価格で施術可能となるケースもある。

大陰唇は年齢とともに脂肪が減少し、皮膚がたるんでしわが目立つようになります。また、黒ずみを気にされる方もいらっしゃいます。大陰唇縮小術による手術ではたるんだ部分や黒ずんだ部分を切除し縫い合わせ、形を整えます。

MN作成

手術前には1度受診いただき、診察や血液検査、手術部位の撮影などを行います。大陰唇縮小術は日帰りで受けることができ、当院における手術の所要時間は1時間~1時間半ほどです*。小陰唇縮小術と併せて施術する場合はプラス1時間程度かかります。

手術は基本的に静脈麻酔で行います。なお、術後は麻酔が覚めるまでリカバリー室で1~2時間ほどお休みいただきます。

*麻酔や術後の休息にかかる時間を除く。

期待できる効果・リスク

大陰唇縮小術の効果として、大陰唇に張りが戻りデリケートゾーンの若返りが期待できます。また、当院では縫合に極細の糸を使用しており、キズあとが目立ちにくい点が特徴だと思います。

ただし、個人差があるものの術後しばらくは痛みや腫れがあります。痛み止めの薬を処方し、ご自身の状態に合わせて服用いただきます。また、出血や感染が生じる可能性があります。キズがふさがるまで1週間程度は性交を控えたほうがよいでしょう。

費用の目安

自由診療となり、当院における費用は400,000円 (税込)ほどです*

*麻酔の費用を含む。

腟縮小術(切開法)は、加齢や妊娠・出産により進行した腟の緩みの解消を目指し、腟の入り口部分を切開し、ひだをつくりながら縫い縮める手術です。

MN作成

当院ではパートナー男性の勃起時の性器のサイズを考慮しつつ、腟ダイレーターという器具で腟縮小の目安を確認しながら施術範囲を決定します。手術前に1度受診いただき、診察や血液検査、術後の経過を確認できるように手術部位の撮影などを行います。

腟縮小術(切開法)は日帰りで受けることができ、当院における手術の所要時間は1時間~1時間半ほどです*。手術は基本的に静脈麻酔で行います。なお、術後は麻酔が覚めるまでリカバリー室で1~2時間ほどお休みいただきます。

私自身、婦人科と泌尿器科の中間領域ともいえる女性泌尿器科を専門として経腟手術を行ってきた経験と技術を生かし、それぞれのカップルに適した施術に努めています。

*麻酔や術後の休息にかかる時間を除く。

期待できる効果・リスク

物理的に腟を引き締めるため、本人、パートナーともに性交の満足感が期待できます。お悩みの根本原因を取り除く治療で、持続的な効果が期待できます。

ただし、個人差があるものの、術後しばらくは痛みや腫れがあります。痛み止めの薬を処方し、ご自身の状態に合わせて服用いただきます。また、出血の可能性があります。性交は1か月程度控えたほうがよいでしょう。手術中は、腟周辺にある膀胱や直腸を損傷するリスクが考えられるため、手術実績のある医師による手術をおすすめします。

費用の目安

自由診療となり、当院における費用は500,000円(税込)ほどです*

*麻酔の費用を含む。

レーザー治療では、腟内にレーザーを照射し腟の緩みや尿漏れなどの改善を目指します。痛みがほとんどなく、ダウンタイム(施術を受けてから回復するまでの時間)が短い治療です。

MN作成

治療によるリスクが低いため、初診時にひととおりご説明した後、当日施術するケースも少なくありません。当院では1か月間隔で3回程度、状況に応じてさらに2回程度の治療を推奨しています。当院における治療の所要時間は、1回あたり30分~1時間ほどです。

女性は閉経すると腟萎縮を起こす可能性が高まり、腟の乾燥や痛みなどの症状が現れることがあります。保険診療で行うホルモン治療は乳がん経験者などには行いにくいため、リスクの少ないレーザー治療を希望される方もいらっしゃいます。

期待できる効果・デメリット

レーザー治療によって腟内に潤いをもたらし、腟の緩みや尿漏れ、黒ずみの改善が期待できます。

ただし、1回では十分な効果が得られないため、複数回の施術が必要です。また当院では、施術後3日程度は性交を控えるようお話ししています。なお、レーザー治療は手術と比較するとマイルドな変化となります。腟の緩みについてご希望どおりの効果が得られない可能性があり、そのため、当院でも腟縮小術に移行する方が一定数いらっしゃいます。

費用の目安

自由診療となり、当院における費用は1回あたり100,000~150,000円(税込)ほどです*

*尿漏れ(尿失禁)の改善+腟縮小を目的とした照射の場合の費用。なお、照射方法(目的)によって費用は変動する。

婦人科形成に限らず、手術にあたっては一定期間、服用を休むべき薬があります。一般的な避妊効果のあるピルは手術前4週間休薬が必要とされています。また、血液をサラサラにする薬や糖尿病治療薬、一部のサプリメントでも休薬が必要な薬があります。

当院では、初診時に服薬についても確認し、休薬が必要な方にはその都度ご説明していますが、早期の手術を希望される場合には上記についてご注意ください。

手術後、腫れが引き、キズあとが目立たなくなるまでには一定の時間を要します。パートナーとの関係性やご自身のスケジュールを考慮して手術日を決められるとよいでしょう。

オザキクリニックの婦人科形成について詳しくはこちら

当院の場合、モニターとして施術を受けられた方には手術後、一定回数の受診をお願いしていますが、一般の患者さんにはトラブルがない限り手術後の受診はそれぞれのご都合にお任せしています。中には、キズの状態を確認するために受診される方もいらっしゃいます。また、当院では術後相談も随時受け付けておりますのでご安心ください。

手術後は痛みや腫れ、出血などが起こる可能性があります。状況に応じて痛み止めを服用し、無理をしないよう心がけてください。

小陰唇縮小術、大陰唇縮小術など外陰部の手術後は1週間程度、腟内の手術後は1か月程度、性交は控えたほうがよいでしょう。痛みが治まれば運動も可能ですが、特に大陰唇縮小術の後、数か月間はヨガの180度開脚などキズ口に負担がかかる大きな開脚は避けてください。また、過度の飲酒や喫煙はキズの回復に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

受診について相談する
  • 医療法人社団有恒会 オザキクリニック 新宿院 医師

    藤﨑 章子 先生

「メディカルノート受診相談サービス」とは、メディカルノートにご協力いただいている医師への受診をサポートするサービスです。
まずはメディカルノートよりお客様にご連絡します。現時点での診断・治療状況についてヒアリングし、ご希望の医師/病院の受診が可能かご回答いたします。
  • 受診予約の代行は含まれません。
  • 希望される医師の受診及び記事どおりの治療を保証するものではありません。

    本ページにおける情報は、医師本人の申告に基づいて掲載しております。内容については弊社においても可能な限り配慮しておりますが、最新の情報については公開情報等をご確認いただき、またご自身でお問い合わせいただきますようお願いします。

    なお、弊社はいかなる場合にも、掲載された情報の誤り、不正確等にもとづく損害に対して責任を負わないものとします。

    「受診について相談する」とは?

    まずはメディカルノートよりお客様にご連絡します。
    現時点での診断・治療状況についてヒアリングし、ご希望の医師/病院の受診が可能かご回答いたします。

    • お客様がご相談される疾患について、クリニック/診療所など他の医療機関をすでに受診されていることを前提とします。
    • 受診の際には原則、紹介状をご用意ください。