症状
エーラス・ダンロス症候群で共通して認められる症状として、関節の過伸展性、皮膚の過伸展性ならびに組織の脆弱性があげられます。関節を支える結合組織がもろくなることから、関節は正常な可動域を超えて動き、脱臼しやすくなります。皮膚は健常の方と比べて非常に伸びやすく、感触は柔らかでなめらか、もろくて傷がつきやすい、治りにくいといった特徴が認められます。各病型においては特徴的な症状が現れ、程度には個人差があります。
また、病型にもよりますが、エーラス・ダンロス症候群で問題となる症状のひとつは、血管が脆くなることです。特に血管型では動脈解離や破裂、筋拘縮型では巨大皮下血腫ができることがあり、予防や早期の適切な対応が必要になります。
医師の方へ
「エーラス・ダンロス症候群」を登録すると、新着の情報をお知らせします